市場で見かけた杏、アプリコット。めずらしい。
八百屋さんも「初めて仕入れた」って言ってた。
たくさん買ってジャムにしよう。
杏を見たときからザッハートルテの事しか頭にない。
手作りのアプリコットジャムでザッハートルテを作りたい。
洗ってヘタを取って拭いて。中の種を出します。
ヘタの所から手で開くとふたつに分かれるので種を簡単に取り出すことが出来ます。
学生の時、交換留学で行ったオーストリアの家で、庭のアプリコットをこうやってたらふく食べた。
アプリコットを見るとオーストリアで過ごした事を思い出す。私にとってアプリコットはオーストリアの味。
いくつかは取った種と一緒に杏酒にする。こうすると体にいいって八百屋さんが言ってた。でもどう見ても種と実が多すぎ。まあいいや。
去年漬けたサクランボ酒をこの前飲んでみたらすごく美味しかった。
ゆすら梅酒はまだもうちょっと置いた方が良さそう。
実をきれいにしてビンに入れて氷砂糖を数個、ホワイトリカーを注ぐだけで作れるので簡単。
私はお酒は飲めないのだけど、この作ったお酒だけは少し頂く。
アルコールが様々な有機物を溶かし込む作用のすばらしさに感服する。
実に砂糖をかけてしばらく置くとずいぶん水分が出てくる。
レモン汁を加えて煮る。この前採ったペクチン液も少し加える。
鮮やかな杏色のジャムがたくさん出来ました。
熱いビンを掴むのにシリコンのキッチンミトンが便利。
カエルの形でユーモラス。
いくつかは煮沸消毒してこの夏を無事越えられるようにする。
ザッハートルテは涼しい時に作って食べるので。
少しゆるかったようだ。もう少し煮詰めたらいいんだけど味の事を考えるとできない。ペクチンも節約したし砂糖も少なかったかも。
オーストリアの人たちはどの家庭でも年中ジャムを作るので、ジャム用の砂糖が売っている。中にペクチンや酸が粉末で入っているもの。
それを一キロの果物に対して500g加えて火にかけ、沸騰してから5分で出来上がりトロッと仕上がり美味しい。あれがあったらいいのに、といつも思う。
少しヨーグルトに入れて食べてみた。
酸っぱくて薫り高くて美味しい!
憧れの手作りアプリコットジャム。とってもうれしい。