季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

小さな森

2016-02-08 22:13:30 | ハンドワーククラブ HandworkClub
ハンドワーククラブにて。

イライラしたり落ち込んだりしながらもハンドワークで手を動かす。
今頃。どうしてもこの寒さがグッと強くなる時期、気温が上がったり下がったり、木の芽がうずうずする時期は調子が悪くなりがち。

一緒に居て手を動かして、話をしたりしなかったり。そうやって過ごすだけでも一日とにかく過ぎる。
そうやって乗り越えて行こう。

ファスナー付けに手間取ったけど、出来ました。ショルダーバッグ。
個展を観に来て作りたいと作り始めたもの。色を置いてる時は「どうなるのかな?ほんとに使えるのかな?」と思うほどのサイケな色だったんだけど、出来てみたらなんともおしゃれです。良いの出来ました。

       

今日は一緒に居て過ごすだけと言う人も結構いました。それはそれで良い。
私たちにとって誰かと一緒に心地よく過ごすと言う事は何よりも大切な時間。

今日も楽しかったですね!また来週!


帰ってササッと夕食を作ってしっかりと食べる。そして今夢中な映画の続きを録画で観る。
それはリトル・フォレストと言う映画です。



題名を観て興味あるかもと思って録画したんだけど、これが大当たりだった。
主役は北鉄のユイちゃん。一人で東北の小森と言う村で暮らしている。その暮らしぶり。
風景や畑仕事の仕草、料理の描写。そして何より料理がおいしそうでおいしそうで。観てるだけでお腹が空くほど。
観てるだけで背中がビリビリ来るほど美味しそうなんです。

あんまり素敵な映画だったので原作を調べてみた。そうしたら漫画でKindleで買えたので早速読んだ。

[まとめ買い] リトル・フォレスト
五十嵐大介
メーカー情報なし


読んでわかったけど、どうやってこんなに一致させられたのかと思うくらい、映画が原作に忠実です。
この作品に出会えて良かった。一通り映画も原作も観たけど、何回でもゆっくりとじっくりと味わいたい。
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人となりの中に太陽の塔

2016-02-06 21:36:47 | International
昨日の今日の話でうちにインド人青年が遊びに来る事になった。
それで朝から掃除して食事を作る。

掃除。友達が気持ち良くすごせるように。ササッと。スッキリした。時々友達が来ると良いと思う。片づけるから。
料理も昨日の今日だったので、あらかじめ買い物とかしてないからあるもので適当に作る。
それに今は冬だから日本の冬の野菜しかない。
ご飯もいつもの日本のコメに押麦とモチキビでちょっと硬めに炊いて。

そうやって作ったから、出来たのはなんともオリジナルなインド料理になった。インドって言うか私のオリジナル。
玉子のスパイス炒め。これは南インド料理と思う。
白菜のココナッツミルクスパイス煮。スリランカ風。
それと普通にポルサンボーラ。もちろんスリランカのもの。
そして鶏肉のソテー魔法のスパイス風味。これは私の長年食べているオリジナルスパイス料理。
それとパパドって言う豆で出来てるせんべいを揚げたもの。

       

インド人青年はちゃんと遠くからでも電車を乗り継いでやって来た。
元々の友達の旦那さんがインドから連れて来た部下。結婚したて。お嫁さんはインドに居ます。上司もインドに帰ってる。寒いし寂しいからちょうど良かったって。
選りすぐりの彼らしく、なんとも素晴らしい好青年です。あんなに正直で真摯でまじめな人、あんまり見た事ない。そしてチャーミング(べた褒め)!
夫も気に入っている。

私のなんちゃってインド料理も美味しいといっぱい食べてくれた。何よりみんなで食べるのが美味しいよね!と。
私が手で食べてるのを見て、「日本人で手で食べてる人、初めて見た!」ってやっぱり言っている。そしてやっぱり手で食べるのが美味しいよね!と。
そう思います。勇気をもって、誇りを持って!自分の国の習慣に。

時間があるので出かけようかと誘う。それで万博に行く事にした。
太陽の塔に釘づけ。いっぱい写真を撮っています。

       

これが宗教的とか何も意味がないと言うと不思議そう。「作った人がとにかく原始的でみんながびっくりするものを作りたいって言って作ったの」と言うとなるほどと言う顔をしている。私もあらためてその意義の唐突さと深さに感銘を受ける。ないなあ。すごいなあ。
それがこんなに長い間、ずっとここに立っていて、みんなが観て育って暮らして愛されていると言う事がすばらしい。
この前姫路城に行った時に「これを観ながら育って暮らすってきっと人生にその人のあり方に姫路城が刷り込まれて行くよな」って思った。同じように例えば富士山を観て育った人、東京タワーを観て育った人。それぞれその人たちの人格形成に関わってるよなあと思う。
そして私たちは「太陽の塔」。不可思議でとてつもなく大きい奇天烈なもの。これを観て育った。それがおかしいおもしろい。
うちらの人となりの中に太陽の塔。

寒いし、民博に行く。常設を観る。
いろいろ新しくなってて面白い。
友達も興味深いといっぱい写真を撮っていました。ここは写真撮って良いんです。驚くね。
展示の最後にあったのが日本に住んでいるいろんな国の人たちの紹介。「ここにあなたも居るんやね!」って言うとそうだとうなずいている。
そう言う世の中になった。いろんな国の人と住む国が日本。

何度も何度もお礼を言って帰る彼。いやいや私たちが楽しかったよ!と返す。
こんなに素晴らしい青年に会えた事に感謝する。もうすぐインドに帰って家族で暮らすんだと言っていた。
その前にもう一回でも来てね!と言う。

今まで娘のような外国の友達が居たけれど、初めて息子のような友達が出来たなあと思う。
この万博の地に生まれて育ったことが、私の国際的な生き方と関係してると思うけど。それで良かったなあ楽しいなあと思う。
やっぱり私の人となりの中に太陽の塔。だな。






Comments (2)
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もうすぐ

2016-02-05 22:23:48 | 暮らし Daily life
このブログを開設してから今日で3642日です。
あと8日で3650日。すなわち10年です。
すごい!

ちゃんと10年経ったら同じ日に36500日になるんだな。当たり前のようだけど驚く。
バレンタインの日だった。

出来心でやってみて、こんなに続くなんて。思ってもいなかったです。
10周年を記念して2月13日の土曜日にちょっとした集まりをしようと思ってるんだけど。
誰が読んでるかわからないので、どう声をかけたら良いのか…
とにかく工房でささやかなお祝いします。
たぶんザッハートルテを焼きます。そしてえなみのうじょうの野菜を使った料理を食べます。

興味のある方は何らかの形で連絡下さい。
節目のお祝いしましょう。
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底からしっかり回復

2016-02-05 22:12:52 | 暮らし Daily life
個展が終わってからしばらく休んで、それでもなんだかなかなか疲れがスッキリとしない。
そんなうちに注文や片付けに取り掛かって。

今日は待ちに待ったアロマトリートメント。
新しくオイルを調合してしっかりと診て貰いました。

今日のオイルはジャスミンを入れて華やか。
これがなんとも良い香り。体が「もっと吸い込んで!」と言ってるようで何度も大きく息をする。

フェルトをたくさん作ると肘が痛くなります。そこもしっかりと診て貰えた。
この香りなかなか良いので、これもブレンドとして作って貰おう。

昼寝もちょっとして、しっかりとこれで底から回復したよう。
良かった。

そしたら次々といろんな人への連絡ができて、いろんなことが前に進んで行きそう。
これからこれから。春に向けてじっくりと動いて行きます。

妹に貸して貰った本がなんとも面白い。

漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)
西 加奈子
幻冬舎


クリムトの絵のリメイクが表紙。
あまりに面白くて電車で読んでるのに声を上げて笑ってしまったほど。
今、2回目を読んでいます。二宮が好き。
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啓蟄にはちょっと早いけど

2016-02-04 23:00:28 | 工房working place
朝、姫路で買ってきたアーモンドバターを使ってアーモンドトーストを作る。

       

なんでもケンミンショーで名物と言っていたので楽しみ!
食パンに少し厚めに塗って焼くだけ。

       

もっと甘いかと思っていたらそうでもなくて、表面カリッと中はしっとりと香ばしさとやさしい甘さで、これはおいしいな!しばらく楽しめるな。買って良かった。


工房にて。まずはカエル。

個展の時に私が持っていたがま口を観て、オーナーの方が「それも展示しといたら?」と。もう5年以上も使ってるものだからどうかな?と言ったけど、是非!と言われたので置いておいた。

そうしたらやっぱり好きな人がいて、いくつもの注文を貰いました。オーナーの方のみたてがすごいなあ。

口金がないので、久しぶりに買いに行ったらお店にない。なんと工場がつぶれてしまったらしい。ものすごく残念。ずっと長い間使って来たのに。どうしよう?
それで良く探して元のに近いものを買ってきました。
右のが前から使っているもの。左のが新しいので少し角ばっています。

       

少し風情は違うけど、まあ良いかもって思う。アマガエルとトノサマ。二つサンプル出来ました。

       

これはやっぱり可愛いなあと思う。次々作って送ろう。
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また始まります

2016-02-04 22:51:32 | 工房working place
個展の後、ゆっくりと休んで。久しぶりに工房へ。

妹と作品を片づけたりいろいろと確認したり、これからの予定を考えたり。
まずは注文の作品を作らなくちゃ。

それで羊毛を染める事にする。さっと簡単に染められるのが良い。明るい緑色。好きな色。
明日までに乾くかな?

       

帰りに観た景色が好きなもの。冬の立木。この夕暮れの空に向かって観るのが一番良い。
葉っぱが一枚もなくてちょっと観ると生命力が感じられにくそうだけど、私には一番命に満ち溢れている姿。
去年の夏の太陽から貰った力で、木の中では春に向けていろんな準備が進んでいて、それが小さな小さな芽の先からあふれんばかり。
空に向かって立ち上らんばかりのその命の輝き。

       

取りあえず、2月・3月は注文の物を作るのと工房の片付け。
去年の後半は殆ど生徒さんが来なかったので収支がとんでもないことになっていた。
今年はたくさん来て貰えるように整えようと。
そうやって春の毛刈りシーズンを迎えたい。羊に会えるまで楽しみにして頑張ろうっと。
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白鷺!

2016-02-02 20:25:46 | 旅 Journey
姫路に行ってきました。
好きなものがたくさんあった。

       

姫路城の良いところは、お城に入るまでにグルグルとらせん状に上がって行くんだけど、いろいろな工夫や素敵なポイントがあって、魅せられる所。
瓦が特に。アゲハチョウの御紋が美しい。

       

足元も忘れずに観ないと!

       

この右の植物柄がたまらなく好き。もちろん真ん中と左の渦模様も。

       

お城に登って。しゃちほこ。屋根瓦は一つ一つ漆喰で留められて、それには特殊な漆喰で何重にも重ねて揺れや風雨に強くなるように工夫されているらしい。

       

お城に入っちゃうとあの白い美しいお城は見えない、当然。そうすると新幹線好きな男の子みたいになっちゃう。「新幹線はどこに行ったの?」って乗ったら言うらしい。
改修前に来た時は、ちょっと雰囲気が違った。各階の壁にはびっしりと縄や銃などの武器が並べてあったり、床の黒光りしてるところなんかももう今さっきまで武士がそこに居て、戦にいつでも出られるように待機してる息遣いを感じた。ここは政治の館ではなくて要塞なのだなあと実感した。それが今回はすっきりとのっぺりとしていて、武器も一つもなくて、そう言う武士の息づかいみたいな気配がすっかりと払われていたのが残念。箱になっちゃってた感じ。それでも柱の太さやそれを留めているタガの美しさを愛でる。

またお城を出て、石垣の美しさとその間にこんなに寒くても伸びている植物やコケ類を愛でたり。

       

それぞれの壁の穴を覗きこんでそのしつらえや風景を堪能したり

       

私は鉄関係の細工も大好きなので特に戸はじっくりと観ます。それは外国に行った時も。とにかくあの頑丈な細工のされた戸が好きです。

       

ここも。

       

一つ一つの釘の頭の形が微妙に違う。それを観て、この鉄の板に穴を開けた職人さんの事や、釘の頭を叩いて曲線に作って行った職人さんの事を考える。全部全部人の手で作られたものだと。その人たちに心から敬意を送る。

       

上もじっくりと観ます。この屋根の下の波のような作りが美しくて機能的だと思う。

       

思ったのは、石垣が途中から色が変わってるなと。

       

始めは気にしてなかった。上だけ新しい石にしたのかな?なんて考えてたんだけど。後で少し遠くから観た時にある考えが浮かんだ。
この時、ちょうどいい具合に日が当たって、白鷺城が光り輝いてました。

       

改修したことで、お城そのものがとても白くなりました。今この景色を観ても、石垣と比べるとその色の差があって、昔のような全体で一つの景色になって白鷺が舞い降りた形に観るのが難しいなと思った。
これが石垣の上まで下と同じ濃い灰色だったら、もっとぱっきりと別れてその感じが強くなるだろう。そのために石垣の上の方だけいろを薄くしたのでは?と思った。
あってるかどうかはわからないけど。観た感じ。
前の印象はもっと建物自体に生命力と動きがあった気がする。

そんなこんなを思いながら、隣に見かけた動物園についでだから入ってみた。

そしたらそこが思ったより100倍くらい面白かったんです。もっと少ないと思ってた。ちゃんといろいろいました。

スマイルしてるみたいな白フクロウ。ヘドウィグみたいなの。

       

右前脚にハートの模様のあるキリン。キリンって近くで観ると一つの命とは思えないくらい。メカかな?って思うくらい大きい。すごいなあ。美しいなあと思う。
歩く姿も優雅。

       

可愛いペンギンがいたり

       

ラクダも近くでじっくりと観る。特に毛が興味深い。触ってみたい。

       

カピバラって初めて観たかも。

       

何より入口の近くに居た黄色い手足の小さい猿と、この猿がいくら観てても飽きない。楽しい。かわいい。

       

15分くらいで周っちゃうかと思ってたけど、なんと閉園時間を気にして走って観て回ったくらい。いろいろ観たいものがたくさんありました。
鳥類も充実してた。
そして羊を見て私は良くわかったけど、ここの動物は餌と暮らす場所を十分に与えられて、落ち着いてゆったりと育てられてると思った。
どの動物も毛並みが良くてふっくらとゆったりとつやつやふくふくとして自然な感じでした。檻の中で暮らしてるのにな。
ライオンたちでさえ美しかった。
入場料300円って安すぎるかも。市や県がお金をちゃんと出してるんだろうな。飼育員の人たちの努力と愛情がすごいんだろうなと観ててわかる。
良い動物園だと思う。

こうやって檻で外国の特に暑い地方の動物を日本で飼って、動物に負担だと思うけど、それでもやっぱりこんなにいろいろな動物が実際に観れることは私にはとても嬉しい。
良く来てくれた。ここに居てくれてありがとう!って思う。

動物園、楽しかった。また他のところにも行ってみたい。そしてきっとフェルトで作りたくなると思う。


最後に帰り道、高速に乗る前に寄ったスーパーマーケットがものすごく楽しかった。良いものがある。おいしそうなものがたくさん。
姫路のものをたくさん買って帰りました。

       

肉が牛肉が特に質も良くて安かった。姫路の人、こんなに美味しいもの安く食べれて良いな!
姫路の魅力満喫!楽しかった~!また行きたい。



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魔法の衣類

2016-02-01 23:23:33 | 手仕事 Handicraft
縫いあがったばかりのスナフキンコートを朝から着て出かけたんだけど
駅に着くまで歩くだけでその着心地の良さがものすごい勢いで私の中で喜びとなってあふれてきて
「やばいよ!やばいよ!」って出川みたいなセリフが出るくらい。

こんなにも軽くて柔らかでしなやかで、自由で包まれた心地よさがある衣服ってあるだろうか?と思うくらい。
とにかくストレスフリーとはこの事です。
薄いけど寒くない。作ってる時はもっと重いかと思っていたけれど、着てみたら軽い。

作ってみるもんだなあ。縫ってみるもんだなあ。手縫いしてみるもんだなあ。
生地選びからいろんな手順でいちいち自分に心地よいか好きか合ってるかを考えながら決めて作った物の威力に驚く。
これは魔法の衣類だなあと。着ると言うこと以上のものがある。自分にこんなにもぴったりの物を着ることってそうそうない。

ハンドワーククラブではみんなにできたてほやほやのコートを見せる。
みんなで順番に着てみる。そうしたらいろんな体系の人たちがみんなそれぞれのシルエットで良い感じで着れてるんです。
驚くくらい。そしてその着心地の良さに驚く。
いいなあ!いいなあ!ってなる。

私もびっくりした。こんなに良いものができるなんて。ウールの大物。出来ます。出来た!
これは面白いなあ。服作り。楽しくて仕方ない。
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