明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


テレビがないので、スーパーの空になった棚など見ないで済んでいる。近所の巨大スーパーは特になんの変化もないように感じられるのだが。個展の5月頃はどうなっているか判らないが、今から考えても仕方がない、ただ作るだけである。 太宰は隣の部屋のちゃぶ台に立っているのを見ると、30メートル向こうに太宰が立っているように見える。インバネスから覗くタバコを持つ左手を作る。下駄を履く予定の足は写らないので、仕上げは後日に。明後日には弓張月の三島、太宰の着彩に入れるだろう。撮影が終わり次第、三島の首を外して、割腹する三島を完成させ、愛の処刑となる予定である。何れも背景はあらかじめ作ってあるので完成も間近である。後は画室の葛飾北斎を完成させ、背景の撮影、最後に松尾芭蕉の制作である。芭蕉は背景は何も凝ったことはせず、平面的な背景にただ居るだけとなる予定である。

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