夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

「陰日向に咲く」(試写会)

2008年01月22日 23時29分29秒 | Weblog
 陰日向とは、日の当たるところと日の当たらないところを言う。人生は、日陰を歩くこともあれば、日向を歩くこともある。その繰り返し。いいことばかりじゃないし、悪いことばかりじゃない、だから、楽しいんじゃないのか…。そんな人生の応援歌が(古い表現か!?)、映画「陰日向に咲く」である。原作は、劇団ひとりの大ベストセラー小説で、映画化が期待されていた。 夏の日に、大型台風が接近していた。シンヤは、ギャンブルで作った借金を返すため、観光バスの運転手をしている。しかし、シンヤはギャンブルから足を洗えず、借金取りに命じられるまま、オレオレ詐欺に手を染める。だが、騙すはずの相手と゛友だち゛になってしまい、うまくいかない。
 そんなシンヤが浅草で出会った寿子は、若かりしころの母・なるこが売れない芸人と漫才コンビを組んでいた雷太を探していた。
 25歳の崖っぷちアイドルみゃーこをひたむきに応援するアキバ系アイドルオタクのゆうすけは、今日も熱心にみゃーこのイベントに出向く。しかし、会場は閑古鳥が鳴いていて…。
 一方、エリートサラリーマンのリュウタロウは゛モーゼ゛のような風体のホームレスに出会い、モーゼと話すうちに、遂に自分もホームレスの道に足を踏み入れる。
 一見、別々に描かれている日陰の人たちが、最後には一つに重なり合っていく。
 人と人との縁。人は人とのつながりなくして、生きていくことはできない。そんなことを思いつつ、ほのぼのしてみてはどうだろうか。
 そして一言余計なコメントを残すなら、劇団ひとりってマザコン!?…でも、それがプラスになって、うまくストーリーに生かされいるわけであるが。
(厚生年金会館芸術ホールにて)