夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『アルゴ』

2013年02月04日 11時36分11秒 | Weblog
  1979年、テヘランで起きたアメリカ大使館襲撃事件の真相を映画化。『ザ・タウン』などのベン・アフレックが監督、製作、主演を努めた。

1979年11月4日、テヘラン。イランで革命が激しさを増し、アメリカ大使館を過激派グループが占拠。52人もの人質をとる、という事件が起こる。彼らの要求は、前国王のパーレビの引渡し。パニックの中、アメリカ人6名が大使館から抜け出し、カナダ大使の私邸に潜伏する。
 
救出作戦に駆り出されたのは、CIAのトニー・メンデス。トニーの作戦は、うその映画を企画し、6人をロケハンの撮影スタッフに仕立て、出国させる作戦だった。特殊メイクの第一人者ジャン・チェンバースが協力し、SFファンタジー『アルゴ』の記者会見が盛大に行われる。ところが、6人の脱出者がいるということにイラン側が気づいてしまう。発見されると殺害されることは明白。無数の危険が伴うこの作戦は、無事に成功するのか…。

事件当時の大統領カーターはこの救出作戦を機密事項に指定。事件から18年後、当時のクリントン大統領が機密扱いを解除し、人質救出作戦が明るみになった。ハラハラドキドキ。生のとなりに死。映画として凄い上に、実話。あのニュースがこんなことだったとは。

  今だからこそ見るべき作品。世界から紛争がなくなればいいけれど、いつもどこかで…