人は生と死を繰り返して、現代まで生命をつなげてきた。脈々と受け継がれていく命。で、この映画。まず、スゴい。スケールが大きいと言ってしまうのは簡単なのだが、そんなことではすまされない。
おおまかな展開は
1849年 南太平洋の航海
1936年 スコットランド 幻の名曲誕生
1973年 サンフランシスコ 原発の陰謀
2012年 ロンドン 人気作家の殺人
2144年 ネオ・ソウル クローン少女と革命
2321年 ハワイ 崩壊後の地球
舞台は19世紀から24世紀。500年の間に、6つのエピソードが行き交う。このエピソードのつなげ方が巧みに計算しつくされている。たくさんのことが詰まっていて、どこをどう説明すればいいのか。それぞれの時代で無視できないことがらのオンパレード。語りつくせない。でも、難しいわけではない。伝えたいことはスマートだ。
19世紀奴隷船の日記は30年代の作曲家に愛読され、彼が作曲した組曲「クラウドアトラス6重奏」は70年代のハル・ベリーが聴くとこになる。文明崩壊後の超未来ではネオ・ソウルのぺ・ドゥナの供述書が聖書のように崇拝されている。人は、何度生まれ変わっても、引かれ合い、別れる。争いの歴史も…。そして、命は引き継がれていく。
原作はデイヴィット・ミッチェルの「クラウドアトラス」。19世紀奴隷船の航海日誌、1930年代の作曲家の手紙、70年代の政治サスペンス小説、ネオ・ソウルのレジスタンスの供述書などのエピソードで構成された小説。
監督は『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟、『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティグヴァが務めた。
出演は、トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジム・スタージェス、ぺ・ドゥナ、ベン・ウィジョー、ジェイムズ・ダーシー、ジョウ・シュン、キース・デイビッド、デイビット・ギャスィ、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント。
近未来のネオ・ソウルでクローン人間を演じているのが韓国の人気女優ぺ・ドゥナ。韓国とクローンって、何か社会事件にひっかけてんの?と、ちょっと突っ込んではみたが、このぺ・ドゥナが重要な役でそれを見事にやりとげている。思い切った役ができるのはこの人の魅力だ。最後まで目を凝らして先入観なく観ることが大切。俳優人が6役を演じているので、どの時代でどの役を演じているのかチェック。脇役だったり、悪役だったり…。だが、そこはハリウッド映画で、特殊メイクの技術に驚くことだろう。それは、エンドクレジットで確認を。
何度かみないとだめかもね
(3月15日、公開)
☆雑記
答えはエンドクレジットにあります。みなさん最後までお席を立たないで下さい…アナウンスした司会者。しかし、エンドクレジットが始まるとポツポツ立つ人が…、しかも、すっと出ていけばいいものを途中で気づいて画面を見た前の席の女性。あなたのおかげで私は鑑賞後は気持ちがもやもやしたまま。反対側のブロックの席から聞こえてきた「あーっ、おーっ」という驚嘆の声。謎解きの答えを見逃した気分。試写会は、最初から最後まで観るのが礼儀。全部含めて感想を他の人に伝えていくものなのでは?
映画の途中で帰るのはかってだけれども、他の人の迷惑にならないように、すみやかに静かにお帰り下さい。
ということで、この映画の面白さを伝える立場でないかもしれない(; ̄ェ ̄)
おおまかな展開は
1849年 南太平洋の航海
1936年 スコットランド 幻の名曲誕生
1973年 サンフランシスコ 原発の陰謀
2012年 ロンドン 人気作家の殺人
2144年 ネオ・ソウル クローン少女と革命
2321年 ハワイ 崩壊後の地球
舞台は19世紀から24世紀。500年の間に、6つのエピソードが行き交う。このエピソードのつなげ方が巧みに計算しつくされている。たくさんのことが詰まっていて、どこをどう説明すればいいのか。それぞれの時代で無視できないことがらのオンパレード。語りつくせない。でも、難しいわけではない。伝えたいことはスマートだ。
19世紀奴隷船の日記は30年代の作曲家に愛読され、彼が作曲した組曲「クラウドアトラス6重奏」は70年代のハル・ベリーが聴くとこになる。文明崩壊後の超未来ではネオ・ソウルのぺ・ドゥナの供述書が聖書のように崇拝されている。人は、何度生まれ変わっても、引かれ合い、別れる。争いの歴史も…。そして、命は引き継がれていく。
原作はデイヴィット・ミッチェルの「クラウドアトラス」。19世紀奴隷船の航海日誌、1930年代の作曲家の手紙、70年代の政治サスペンス小説、ネオ・ソウルのレジスタンスの供述書などのエピソードで構成された小説。
監督は『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟、『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティグヴァが務めた。
出演は、トム・ハンクス、ハル・ベリー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ジム・スタージェス、ぺ・ドゥナ、ベン・ウィジョー、ジェイムズ・ダーシー、ジョウ・シュン、キース・デイビッド、デイビット・ギャスィ、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント。
近未来のネオ・ソウルでクローン人間を演じているのが韓国の人気女優ぺ・ドゥナ。韓国とクローンって、何か社会事件にひっかけてんの?と、ちょっと突っ込んではみたが、このぺ・ドゥナが重要な役でそれを見事にやりとげている。思い切った役ができるのはこの人の魅力だ。最後まで目を凝らして先入観なく観ることが大切。俳優人が6役を演じているので、どの時代でどの役を演じているのかチェック。脇役だったり、悪役だったり…。だが、そこはハリウッド映画で、特殊メイクの技術に驚くことだろう。それは、エンドクレジットで確認を。
何度かみないとだめかもね

(3月15日、公開)
☆雑記
答えはエンドクレジットにあります。みなさん最後までお席を立たないで下さい…アナウンスした司会者。しかし、エンドクレジットが始まるとポツポツ立つ人が…、しかも、すっと出ていけばいいものを途中で気づいて画面を見た前の席の女性。あなたのおかげで私は鑑賞後は気持ちがもやもやしたまま。反対側のブロックの席から聞こえてきた「あーっ、おーっ」という驚嘆の声。謎解きの答えを見逃した気分。試写会は、最初から最後まで観るのが礼儀。全部含めて感想を他の人に伝えていくものなのでは?
映画の途中で帰るのはかってだけれども、他の人の迷惑にならないように、すみやかに静かにお帰り下さい。
ということで、この映画の面白さを伝える立場でないかもしれない(; ̄ェ ̄)