夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

2018年マイベスト5

2019年01月03日 21時05分13秒 | Weblog

2018年はミュージック映画というか、音楽が主体になった映画が人気を集めていた印象だった。そんななか、平成最後のリストアップ。あくまで、個人的な方向性です。

①『万引き家族』…ひっそり鑑賞するつもりだった映画だったが、カンヌ映画祭で最高賞をとってしまい、普段この手の映画を観ない人まで巻き込み大ヒット。ハードルを高くして観ることとなったが、さすがに是枝監督、一本筋の通った中身だった。そして、樹木希林に負けない安藤サクラの存在感が文句なし。
こうでしか生きていけない人もいるだと思う。松岡茉優の役も闇が深い人物だった。


②『カメラを止めるな』…ぐんぐん観客を動員していると話題に。一年を象徴する一つ。いわゆる有名キャストを使っていないことから、映画に集中できる利点があった。おもしろかったことは間違いなし。低予算で制作された映画が超ヒットとなったことで、次の作品はどうなるのか?できるのか?とは思う。映画愛はものすごく伝わった。

③『モリのいる場所』…山崎努と樹木希林ベテラン二人の出演。長年、自宅の庭のいきものを観察し、外には出なかった変わり種の画家がモチーフ。夫婦のほのぼの感に癒し。


④『焼肉ドラゴン』…高度成長期の1970年の在日韓国人一世の家族の生き方を描く。もともとは舞台作品。みんなが生きることに一所懸命だった時代。それを知っている人と知らない人とでは感じ方は違うかもしれない。



⑤『累-かさね-』…土屋太鳳と芳根京子のダブル主演。土屋太鳳の特技であるダンスを生かした劇中のサロメが圧巻。この映画はこの劇中劇がすべてと言ってもいい。しかしその分、芳根京子が空気となっている。その空気となるのも演技のうまさ故なのかもしれないが、とりあえず、劇中劇のサロメをあげておく。

*番外編
『ボヘミアン・ラプソディ』…公開何週目?というぐらいのロングラン上映となっている。伝説のバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーを全面にとりあげた映画である。はっきり言うと、映画自体は中弛みするし、ちょっと真実と違うかな?とつっこみたくなることもあるのだが、なんと言っても、ラストの20分!!これがあるだけで、ストーリーは我慢できる。“中毒性“のある映画。何度も観たくなる。そして、からだを揺らしてしまう。若い人たちも、耳にしている曲が多く、違和感はないと思う。


『アリー/スター誕生』…レディー・ガガが主演。何度もリメイクされている作品で、流れ的な驚きはないが、レディー・ガガの歌の上手さが驚愕レベル。『ボヘミアン・ラプソディ』のような“中毒性“はないが、ラスト歌唱シーンは特筆もの。