夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『余命10年』

2022年03月09日 09時33分36秒 | Weblog

刊行前に、原作者である小坂流加氏自身が難病により亡くなる。著者のプロフィール欄を見て驚いた読者が多いと思う。

2017年の発売以来、SNSを中心に反響があり、ベストセラーとなった原作小説の映画化である。

「余命10年って笑えるよね、長いんだか短いんだか、どっちなんだって感じ」

数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った20歳の茉莉(小松菜奈)。

彼女は恋だけはしないと心に決めていた。生きることに執着しないように。

しかし、中学時代の同窓会に参加し、和人(坂口健太郎)と再会してから、これまでと違う生き方が動き始める。

この系統の作品を観ていつも思うことは、生きていくということは、生きて逝くということ。自分なりに精一杯生きることが大事ということである。

この作品も決して“お涙頂戴“だけにはなっていない。

家族や友人に支えられながら、生きてる。そう捉えられる。

茉莉の両親を演じるのは、松重豊と原日出子。姉を黒木華。

キーとなる友人は、山田裕貴と菜緒が演じている。

脚本は、多くの若者のラブストーリーを描いてきた岡田惠和と渡邉真子が担った。音楽はRADWIMPS。

キャストの中で特筆すべきことがあるなら、黒木華である。

姉でありながら、母性的な面が溢れる演技で、さすがだ。

あとは、個々に自由に感じることはあるだろう。

松重豊をみて、“虚無さん!”と思ってしまった朝ドラフリークて申し訳ないと思いつつも‥。

監督は『新聞記者』『やくざと家族 The Family』の藤井道人。堅い作品とラブストーリーという相反する作品を演出している。