夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『室井慎次 生き続ける者』

2024年11月18日 22時08分13秒 | Weblog
前編からの続きの作品。室井が語りたい、伝えたいことで大団円を
迎える。

室井慎次(柳葉敏郎)は、児童福祉施設から少年タカ(齊藤潤)と
リク(前山くうが、前山こうが)を引き取って平穏に暮らしていた
が、家のそばで他殺と思われる死体が発見され、そんな中、少女・
杏(福本)が現れた。杏も含めた子どもたち三人と生活することに
なった室井だが、杏はかつて湾岸署を占拠した猟奇殺人犯・日向真
奈美の娘だった。そして、室井の家の車庫で火事が起こり町では犯
人捜しをするように強く求められるが、室井はそれをしなかった。
発見された死体は、室井が指揮を執ったレインボーブリッジ事件の
犯人グループの一人だったのだ。かつての同僚で今は秋田県警本部
長になっていた新城(筧利夫)に頼まれ、警視庁捜査一課の若手刑
事・桜(松下洸平)とともに捜査協力をすることに室井。そこに、
出所してきたリクの父(加藤浩次)が子どもを引き取るとやってき
て、、、。

これは、“家族”の物語。この後編では事件は起こることなく、過去
の事件の回収がメイン。事件にひと区切りがつく。最後はただ、室
井慎次という人間のドラマとなっている。
前編を鑑賞した人ならおおよそ。。。の見当がついているはずだ。
主演は他に、いしだあゆみ、矢本悠馬、飯島直子など。この三人、
それぞれに与えられたキャラクターをいい感じに演じている。特に
矢本悠馬演じる地元のお巡りさんが、空気読めなくてイライラで尚
且つおもしろい。いい味出してます。

ここからは蛇足ーーー
室井の後悔の台詞には、“レインボーブリッジ封鎖”をできなかった
ことともに、恩田刑事(深津絵里)の現状も語られる。そこは、
“あー、そうなのか”と反応してしまう人もいるだろう。その姿もま
た観たいけれども。

そして、エンドロールが終わっても席を立たないように。ついに、
“あの人”が登場してくる。その後、“踊る大捜査線”はまだ終わらない
ことが暗示されている??かも😉

また、超蛇足ーーだが、日本の児童福祉法の問題は、生んだ親、血
の繋がった親に返すということが大前提であるということ。暴力を
振るう両親よりも、子どもを安心して育ててくれる存在(他人含む)
がいればそれでいいのにと思うが、親が育てると言えば返すことに。
そして、子どももパパがママが大好きで迎えにきたときの喜びの顔
は表しようもない。もう虐待しないという言葉を信じたいが、なか
なかそうはならない。「もう来たらあかんで」「戻ってきたらあかん
で」と、心で祈るスタッフがほとんどだと思う。
子どもの安全とは何か、他人どうしの家族が
集まる風景をみると考えさせられる😔

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