夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『のぼうの城』(試写会)

2012年10月27日 18時12分27秒 | Weblog
09年本屋大賞2位を受賞。スケールの大きさを求められる題材なため、映画化実現までに8年を要した。

監督は、ヒューマン作品に定評がある『ゼロの焦点』の犬童一心と、『日本沈没』などCG作品に強い樋口真嗣が務めている。

天下統一を目前にした豊臣秀吉。残された敵は、小田原城をもつ北条軍のみ。その小田原城には、周囲を湖で囲まれた「浮き城」と呼ばれる支城・忍城(おしじょう)があり、難攻不落と言われていた。

忍城では、温厚な人柄で〝のぼう様〟と呼ばれる成田長親が城を治めることになった。そんなとき、秀吉は家臣の石田三成に忍城を攻めるように命じる。長親軍はわずか500の兵。一方、三成は2万の兵を率いていた。

圧倒的に違う兵の数。長親は、どのように戦うのか・・のぼうの本領が発揮される。


野村萬斎による、野村萬斎のための映画。
一番の見所は、船で歌い、踊る場面。楽しくて、ちょっとエロいその踊りが、必見だ。振り付けも野村萬斎が担当している。

出演は、長親を演じる野村萬斎の他に、長親の幼馴染みで戦に強い腹心の丹波に佐藤浩市。豪傑さがウリの和泉に山口智充、自称・軍略の天才靭負(ゆきえ)に成宮寛貴が配された。長親に密かに想いを寄せる城主の娘・甲斐姫に榮倉奈々。一方、敵方である石田三成は上地雄輔、大谷吉継を山田孝之が演じている。

時代劇でありながら、難しい内容ではない。簡単でわかりやすいというのが特徴と言えよう。まさに、痛快娯楽劇

本当の〝のぼう〟は誰?という疑問を抱きつつ…。そして、意外と上地が頑張っているのが、目につく。

(11月2日公開)

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