タイトルのカラスとは黒。黒は、詐欺を指す。
まず冒頭から、わかる人にはわかる詐欺。その場所も、なかなか興味深い。
阿部寛と村上ショージの軽妙なやりとりは長回し。最初は、最後につながる場面なので、目を凝らして見ることをオススメする。
辛く、重い過去を背負い、サギ師になったタケ。成り行きでタケの相棒となったテツ。二人は、新たなサギを働こうと日々を暮らしている。そんなとき、二人が住んでいたアパートが火事となり、引っ越しを余儀なくされる。そして、ひょんなことから美人姉妹とその姉のカレという背の高い男が同居することになる。
タケが過去に関わった事件が絡んで起こる、一発大逆転劇
。巧妙に仕組まれた種とキャラクター。タケたちは、悪党たちから、お金を奪うことはできるのか?
ラストを見てホッとしたのも束の間、更なるラストが待ち受ける。『親指』というのは、お父さん指のこと。これが、キーワード
。
直木賞作家の道尾秀介のミステリーが原作。主人公のタケを演じるのは、映画やドラマで欠かすことができない存在となった阿部寛。タケの相棒で新米サギ師を演じるのは、コメディアンの村上ショージ。この迷コンビぶりが、この映画のキモである。タケたちと同居することになる美人姉妹の姉・やひろに石原さとみ、妹・まひろには来年のNHKの朝のドラマのヒロインが決定している能年玲奈。そして、これまでは真面目な青年の役が多かった小柳友が、体重を10キロ増やして、姉の恋人である貫太郎を演じている。石原さとみは、映画の中に溶け込み、絶妙な演技を見せている。変わり者の役なのに、しっくりきていて違和感なし。
たくさんの伏線は張られているが、コミカルでスリリングな展開で飽きさせない。2時間40分という長めの上映時間も突っ走る
。
他の出演は、ユースケ・サンタマリア、戸次重幸、なだぎ武、鶴見辰吾など。脚本・監督は伊藤匡史が務めている。
(11月23日公開)
まず冒頭から、わかる人にはわかる詐欺。その場所も、なかなか興味深い。
阿部寛と村上ショージの軽妙なやりとりは長回し。最初は、最後につながる場面なので、目を凝らして見ることをオススメする。
辛く、重い過去を背負い、サギ師になったタケ。成り行きでタケの相棒となったテツ。二人は、新たなサギを働こうと日々を暮らしている。そんなとき、二人が住んでいたアパートが火事となり、引っ越しを余儀なくされる。そして、ひょんなことから美人姉妹とその姉のカレという背の高い男が同居することになる。
タケが過去に関わった事件が絡んで起こる、一発大逆転劇
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ラストを見てホッとしたのも束の間、更なるラストが待ち受ける。『親指』というのは、お父さん指のこと。これが、キーワード
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直木賞作家の道尾秀介のミステリーが原作。主人公のタケを演じるのは、映画やドラマで欠かすことができない存在となった阿部寛。タケの相棒で新米サギ師を演じるのは、コメディアンの村上ショージ。この迷コンビぶりが、この映画のキモである。タケたちと同居することになる美人姉妹の姉・やひろに石原さとみ、妹・まひろには来年のNHKの朝のドラマのヒロインが決定している能年玲奈。そして、これまでは真面目な青年の役が多かった小柳友が、体重を10キロ増やして、姉の恋人である貫太郎を演じている。石原さとみは、映画の中に溶け込み、絶妙な演技を見せている。変わり者の役なのに、しっくりきていて違和感なし。
たくさんの伏線は張られているが、コミカルでスリリングな展開で飽きさせない。2時間40分という長めの上映時間も突っ走る
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他の出演は、ユースケ・サンタマリア、戸次重幸、なだぎ武、鶴見辰吾など。脚本・監督は伊藤匡史が務めている。
(11月23日公開)