2006/05/07のGetUpEnglishで“I can’t get over it.”という表現を紹介した。このget over itは、肯定文では、また違った意味で使われる。 “Get over it.”で、「そんなの忘れなさい」(“Forget it.”)、「それは昔のことだよ」(“Put it in the past.”)という意味になる。 get overは、「(障害・困難を)乗り越える、・・・・・・に打ち勝つ、 克服する」のほかに、「(病気など)から回復する、立ち直る」、「・・・・・・を感じなくなる、嘆くのをやめる、あきらめる、(別れた)人のことを忘れる」という意味。
○Practical Example
“But what if Mamichan marries Henry? I’ll die.”
“Look, Max, get over it, will you? You’ve got a great future ahead of you.”
「でも、真美ちゃんがヘンリーと結婚したらどうしよう。ぼくは死ぬよ」
「いいかい、マックス、しっかりしなよ。これからきっといいことがあるから」
ここでのget over itは、「あきらめなよ」とか、「しっかりしなよ」という意味。
●Extra Point
get over somethingで、「(別れた)人のことを忘れる」」という意味でも使われる。
◎Extra Example
“Well, maybe someday I’ll be able to get over not seeing Mamichan. But for now, all I want is to have her back.”
「そうだね、いつかは真美ちゃんのことも忘れられるかもしれない。しかし、今は彼女をほんとに取り返したい」