ピーター・ドラッカー(Peter Ferdinand Drucker, 1909-2005)は、オーストリア生まれの経営学者・社会学者で、Bennington大学やNew York大学教授を経て、2003年までカリフォルニア州のClaremont大学院で社会学やマネージメント理論を講じました。また、経営コンサルタントとしても活躍し、国際企業やNPOや政治団体にも強い影響を与えました。「経営の父」と呼ばれたドラッカーは、ユニクロの柳井正代表取締役兼社長をはじめ、世界中の多くのビジネス界のリーダーたちの崇拝を集めています。
このドラッカーは、今年の11月19日に100歳の誕生日を迎えました。
GetUpEnglishでは、ドラッカーの生誕100周年を記念して、やや趣向を変えて、今日と明日の2日間、彼が残したことばを紹介したいと思います。
まず、ドラッカーは、こんなことばを残しています。
○Practical Example
"Before an executive can think of tackling the future, he must be able therefore to dispose of the challenges of today in less time and with greater impact and permanence."
「将来のことに取り組む前に、管理者は今やるべきことを、より短期間で、そしてより強い影響力と永続性を持って、成し遂げなければならない」
これは、Managing for Results(1964)の第1章に書かれています。
●Extra Point
ドラッカーのことばをもう一つ紹介します。
◎Extra Example
"Every organization of today has to build into its very structure the management of change."
「今日すべての組織は、その基盤そのものに、変化の管理体制を植えつけなければならない」
これは、1993年発表のPost-Capitalist Societyに書かれています。
☆Extra Extra Point
演説では、次のようなことばも残しています。
★Extra Extra Example
"The most crucial and vital resource you have as an executive and as manager is yourself; and your organization is not going to do better than you do yourself."
「管理職として、経営者として、もっとも重要不可欠な資源は、あなた自身です。あなたの組織は、あなた自身があげる以上の成績をあげられません」
この演説も、『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』に収録されています(前の版には入っていません)。