今日のGetUpEnglishはbit(BTSではない)とbitsの意味のとらえ方と訳し方を考えてみる。
bitは「コンパスローズ英和辞典」にあるように、「小片, かけら, 1 個; 《略式, 主に英》 (…の)部分, 個所, (映画などの)ひとこま」だ。
「コンパスローズ」は非常に優れた辞典で、添付したようなイメージ図が多数用意されている。
初級者も上級者も必携の1冊だ。
このbitがbitsとして使われることがある。これは「小片、部分が複数ある」と考えればいい。したがって、日本語に訳すのであれば、特に「たくさんある」というような言い方はせず、ただ「…がある」とすれば十分だと思う。
例を挙げる。
〇Practical Example
There are bits missing in this passage.
「この文章は脱漏がある」
a lot of bitsというような言い方をすれば「多くの~」とすればいいが、bitsだけであれば、「~がある」で十分だ。
bitも次のように使われる。
●Extra Point
このすばらしい本に、この表現があった。
How to Be Human: An Autistic Man's Guide to Life
By Jory Fleming With Lyric Winik
https://www.simonandschuster.com/books/How-to-Be-Human/Jory-Fleming/9781501180507
◎Extra Example
Then there’s also the bit if people say things that are especially loaded with emotional or other context dependencies, I will have a tendency to miss that.
「特に感情的であったり、状況を汲み取ったことを言われたりすると、僕は誤解してしまうことがよくあります」
自閉症の人たちは定型発達者が誤解してしまう反応をしてしまうことがあるし、自閉症の人たちは自分が感じていること、考えていることをうまく話せないことも少なくない。
だが、本書ではジョリー・フレミングさんが自分の感じていること、考えていることを、自分の言葉で明確に話してくれている。
これまでなかなかこういう本はなかったと思う。多くの人に読んでいただきい1冊だ。