デカメロン・プロジェクト パンデミックから生まれた29の物語
マーガレット・アトウッド (著), ニューヨーク・タイムズ・マガジン (監修), 藤井光 (翻訳)
「困難な時代に物語を読むことは、その時代を理解するための、さらにはその時代を耐え抜くための営みなのだ」(リヴカ・ガルチェン「はじめに──命を救う物語たち」より)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309208459/
アパートの扉にスプレーで記されていく<V>の字、悲しい記憶を洗い流すエステ、宇宙から派遣された謎のタコ型エイリアン、女子刑務所からの脱獄、遅れていく<時>の流れ、ロックダウン解除後の世界……。
カレン・ラッセル(藤井光訳)、レイチェル・クシュナー(柴田元幸訳)、チャールズ・ユウ(円城塔訳)、マーガレット・アトウッド(鴻巣友季子訳)、ウゾディンマ・イウェアラ_(くぼたのぞみ訳)など、ペスト禍で紡がれた名作『デカメロン』にならい、さまざまな言語、人種、ジャンルからなる世界の作家が書き下ろした、コロナ禍のいまを生きるための物語。
<目次>
ケイトリン・ローパーによる序文(藤井光訳)
リヴカ・ガルチェン「はじめに──命を救う物語たち」(藤井光訳)
ヴィクター・ラヴァル「既視感」(藤井光訳)
モナ・アワド「こんな風に晴れた空」(加藤有佳織訳)
カミラ・シャムジー「歩く」(上杉隼人訳)
コルム・トビーン、「ロサンゼルス川つれづれ話」(栩木伸明訳)
リズ・ムーア「臨床記録」(竹内要江訳)
トミー・オレンジ「チーム」(加藤有佳織訳)
レイラ・スリマニ「石」(松本百合子訳)
マーガレット・アトウッド「おにっこグリゼルダ」(鴻巣友季子訳)
イーユン・リー「木蓮の樹の下には」(篠森ゆりこ訳)
エトガル・ケレット「外」(広岡杏子訳)
アンドリュー・オヘイガン「形見」(佐藤由樹子訳)
レイチェル・クシュナー「大きな赤いスーツケースを持った女の子」(柴田元幸訳)
テア・オブレヒト「モーニングサイド」(藤井光訳)
アレハンドロ・サンブラ「スクリーンの時間」(松本健二訳)
ディナウ・メンゲスツ「よくやっていたゲーム」(藤井光訳)
カレン・ラッセル「市バス19号系統 ウッドストック通り〜グリサン通り」(藤井光訳)
デイヴィッド・ミッチェル「願い事がすべて叶うなら」(中川千帆訳)
チャールズ・ユウ「システムたち」(円城塔訳)
パオロ・ジョルダーノ「完璧な旅のおとも」(飯田亮介訳)
ミア・コウト「親切な強盗」(福嶋伸洋訳)
ウゾディンマ・イウェアラ「眠り」(くぼたのぞみ訳)
ディナ・ネイエリ「セラー」(上杉隼人訳)
ライラ・ララミ「あのとき、弟の結婚式で」(堀江里美訳)
フリアン・フックス「死の時、時の死」(福嶋伸洋訳)
リヴァーズ・ソロモン「思慮深い少女たち」(押野素子訳)
マシュー・ベイカー「起源の物語」(上岡伸雄訳)
エシ・エデュジアン「長城へ」(高見浩訳)
ジョン・レイ「バルセロナ──オープンシティ」(上岡伸雄訳)
エドウィージ・ダンティカ「ひとつだけ」(佐川愛子訳)
このすばらしいプロジェクトで、大変幸運なことに、
カミラ・シャムジー「歩く」
ディナ・ネイエリ「セラー」
の短篇2篇を訳させていただいた。
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/b03f1ca17eb3d8f775ce39f8dc510772
今年最後の最高の話題書、多くの方に読んでいただけますように。
担当編集者の島田和俊さんはこちらに、出演されます。
2021/12/19 Sun 14:30-
豊﨑由美
第73回「読んでいいとも!ガイブンの輪」
年末特別企画 オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球 vol.10
https://bookandbeer.com/event/20211219a/
こちらもぜひご覧ください!
sponge offは「(生活を人に)頼る、たかる」
状況によっては、「~の脛をかじる」の意味で使われる。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
I just can't sponge off my parents forever!
「いつまでも親の脛をかじってはいられない」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
"I don't want to sponge off my parents."
"Why not? You should take whatever they're willing to give you for as long as you can".
「親のすねかじりは嫌なんだよ」
「いや、甘えられるうちに甘えておいたほうがいいぞ」
今日も大幅に更新が遅れてしまいました。申し訳ございません。