尾立源幸「(辞表を書かせたことを)全近代的なリーダーシップの取り方。私には呆れてモノが言えない。あなたは何のために辞表を預かったのですか」
3月31日参議院決算委員会で尾立源幸(おだち もとゆき)民主党議員が籾井勝人NHK会長を参考人出席させて日付欄空白の辞表を書かせたことを追及したが、籾井勝人は態度や言葉は丁寧を装いながら、内心に太々しさを見せてのらりくらりと巧妙・狡猾な答弁に終始し、攻める方はそののらりくらりの人を喰ったような強か極まりない巧妙・狡猾な態度に効果的な手を打つことができず、一向に埒の明かない展開となった。
但し埒が明かない変わりに籾井会長の太々しさだけを目立たせる効果は出たが、それが目的ではあるまい。相手の太々しさだけが目立つということは攻める側の力不足による太刀打ちできない姿を逆に目立たせることになる。自発的に辞任させ、安倍晋三の任命責任にまで持っていくという目的にしても埒が明かないことになる。
満足に太刀打ちできなかった、埒の明かない追及はどこに問題点があったからなのか、ご苦労なことだが、二人の遣り取りを、あまりに埒が明かないために最後の方で打ち切ることにしたが、文字に起こしてみた。
籾井勝人「お答え致します。就任時に日付を書かない辞任願の提出を求めたのは、私及び役員がですね、新しい体制のスタートに当り、役員一同が一丸となって職務に取り組んで貰いたいということ。更に役員には緊張感を持って、仕事をして貰いたいという私の強い希望で皆さんに応じて貰いました」
尾立源幸「1月25日、あなたの就任直後にこの辞表を預かったということだが、では、2月12日に新しく就任された堂本副会長についてはどうですか」
籾井勝人「堂本会長につきましては、2月に就任したばかりで、そこから3年という日にちがございました。従いまして、私としてはある意味で一緒に仕事をしていくということで、堂本副会長からは辞表を頂きませんでした」
尾立源幸「あなたは先の答弁で、役員一同同じ気持で緊張感を持ってとおっしゃいました。 では、堂本副会長は役員一同ではないんですか。緊張感は持たなくてもいいんですか」
籾井勝人「お答え致します。堂本副会長は副会長であります。通常の理事とは違います。そういう意味に於いて言わなくても私と一緒に一心同体でやるという立場にございます」
尾立源幸「役員じゃないんでしょうか」
籾井勝人「当然、役員でございます。しかし副会長でございます」
尾立源幸「あなたの言行不一致、デタラメ答弁には呆れるわけなんですけども、一つですね、こういう形でしか、辞表を預かるという形でしかリーダーシップを発揮できないあなた。それは自分の能力のなさを象徴しているんですよ。違いますか。
それではですね、今お配りの、みなさん方は資料を見てください。あなたは一般社会ではよくあることだとおっしゃいました。では、どこにあるのか。これは3月7日の東京新聞でございますが、緊急に50社にアンケート調査しております。
こんな形で辞表を預かっているのはゼロ。またあなた自身、お勤めになっていた三井物産、社長された日本ユニセス、ここも聞いたことがない。更に我々の同僚の質問に石黒社長か、また商工会議所会頭への、代表等々にも聞いておりますが、そんなことは聞いたことがない。おっしゃった。
それでもありますか」
籾井勝人「先ず、報道内容については私はコメントを差し控えますが、えー、色んな方が色んなことをおっしゃっておりますが、それはそれぞれその人の経歴とか経験とか、そういうことに基づくことだと思っております。
何もそういう方たちのコメントに対して私が、またコメントするというつもりはありません。やはりそれぞれの会社はですね、100年、今となってはそれ以上、相当な歴史があるわけです。今おっしゃいました色んな会社の名前っていうのは、それぞれ、恐らく最低50年、多くの会社は100年以上の歴史があるわけです。
そういう中で、そういうふうな辞表を出されたことはなかったとは言い切れないではないかと思いますし、現実にいくつかの会社はあるわけでございます」
尾立源幸「まあ、あなたも、改めてですね、詭弁は驚きます。まるでですね、そういう 方々、知らない世界があって、俺は知ってるんだとばかりのことを今、おっしゃってるわけなんですよ。
それではお聞きします。あなたはビジネスの世界では(日付欄白紙の辞表堤出は)あると言われました。あなたの今おっしゃった経歴・経験、どこで経験したのか教えてください」
籾井勝人「私が申し上げたかったのは民間企業や団体など、それぞれの組織には運営のあり方や環境、企業風土によって経営の手法がそれぞれ違います。それぞれが適切な方法があるのではないかということでございます」
尾立源幸「あなた、先程の答弁で、それぞれの会社の経歴や歴史で辞表を預かるようなことがあるんじゃないかとおっしゃったわけですよ、だから、あなたはどこなんですか、どこでそれを経験して、どこで知ったんですか。具体的に教えて下さい。答えなければ、答弁として認めません」
籾井勝人「お答え致します。具体的な事例はありますが、私はここでは差し控えさせて頂きます」
尾立源幸「具体的な事例を出してください。それではないと、NHKを見ている国民のみなさん、我々は誰も納得しないですよ。あなたの言うことはくるくるくるくる言うことが変わる」
籾井勝人「具体的に個別の名前を言うことは私は差し控えたいと思います。私が申し上げたのは民間企業、団体などそれぞれの組織には運営のあり方や置かれた環境、企業風土によって経営手法がそれぞれに違います。それぞれの適切な方法があるのではないかということでございます」
尾立源幸「じゃあ、個別のね、企業名が言えないということであるならば、じゃあ、あなたは何例知っているんですか。教えて下さい。そしていつの時代にそういうことがされていたのか教えてください。個別の企業名は結構です」
籾井勝人「お答え致します。私が申し上げたかったのは、やはり民間企業とか団体などではですね、それぞれの組織はやはり運営のあり方とか、そういうものは違うわけでございます。それぞれがやっぱり適切な方法でやるということでございます」
尾立源幸「いや、私はあなたが個別企業名は言えないから、百歩譲って、じゃあ、どのような例を何回見たのか何時の時代のことだったのかということを聞いてるんですよ。早く言ってください」
籾井勝人「お答えを差し控えさせて頂きます」
委員長「籾井参考人、もう一度お答えください」
籾井勝人「すみません、お答え致します。今の質問にはお答えしかねます」
ヤジで騒然となって、一時中断。
籾井勝人「お答え致します。何度も同じ答弁でですね、申し訳ないんですが、やはり個別の企業の問題に関してですね、お答えするわけには参りませんので、それはやはりお答えを差し控えさせていただきたいというふうに思います」
尾立源幸「あなたはどんどんどんどん自分でドツボに入っていくようですね。私は個別企業名については、こういう場だから、控えるというのは分かりました。しかしながら、公共放送のトップである、まさに、後で言おうと思っていましたけど、会長の資格ってあるんですよ。
NHKの公共放送としての使命を十分に理解している。人格高潔であり、広く国民から信頼を得られる。政治的に中立である。行動力、リーダーシップが豊かである。社会環境の変化、新しい時代の要請に対して的確に対応できる経営センスを有する。業務遂行力があり説明力がある。この6項目です。
委員長、この点からしてどうもNHK籾井会長の今の答弁は納得できない。恐らく国民のみなさんも、この基準から見ると、適格性があるかどうか、 非常に疑わしいと思っているんじゃないですか。
あなた、みなさんに、国民のみなさんに説明すると言いましたよね。今説明してください。もう一度答弁を求めます」
籾井勝人「え、私は色んな、今回の1月から起こっていることについてですね、ご説明を申し上げましたが、私の適格性についてはご説明するとは申しておりません」
場内が騒然となる。
尾立源幸「改めてお伺いします。辞表を預かるという、そういう会社はあなたはご存知だとおっしゃっております。何社知っているかということを、いつそういうことをやっていたのかどいうことを教えてください」
籾井勝人「何度もそういうご質問を頂いているんですが、私がですね、他社のことについてコメントすることは差し控えたいと思います」
再び場内騒然。
委員長「籾井参考人、今まで何回そういった経験があるのか、大体いつ頃かって、いつ頃、そういう話が大体あったということを答弁してください」
籾井勝人「改めて申し上げます。えー、いつ頃かということについてもですね、私はコメン トを差し控えさせて頂きたいと思います」
議場内騒然となり、速記を止めて一時中断。
尾立源幸「委員長に素晴らしいフォローの質問を頂いたにも関わらず、NHK籾井会長、この態度でございます。
そこで総理にお伺いしたいと思います。あなたの感想、コメント、この遣り取りについてホントーに業務執行のNHKの最高責任者、会長としてふさわしいと思いますか」
安倍晋三「会長は放送法の規定に則り、経営委員会の議決により、適切に選任されたところであります。NHKは公共の福祉のために豊かで且つ良い放送番組による国内放送を行うと共に国際親善等の増進に資する国際放送を行うという社会的使命を担っております。(原稿読み)
NHKについてはその信頼を更に向上させるように、このような社会的使命を担う公共放送として会長以下職員が力を合わせ、自主自立のもと、その責務を遂行していただくことを期待しております」
尾立源幸「あのー、一般の国民の皆様がですね、ご覧になって、ホントーに分かんないと思います。この方が今おっしゃったような立場を担うにふさわしいと、そのように思われるのですか」
安倍晋三「あー、今申し上げたようにですね、えー、NHKについてはですね、その責任を更に向上させるよう、このような社会的責務を、そして使命を担う公共放送として、会長以下、役職員がですね、力を合わせて自主独立のもと、その責務を遂行していくことを私としては期待していると、このように申し上げたとおりでございます」
尾立源幸「私ね、人間誰しも、私を含めて誤ちはあると思うんですよ。だから、誤ったなあと思ったときは、素直に誤ちを認めて、再出発する。それが成長の源であり、また責任ある者の立場だと思っております。
やはりこういうことは国会中継を通じて日本全国のみなさん、子どもまでも見ていると 私は思います。やっぱりケジメをつけることの大事さ、誤ちを認めることの大事さ。私はそれが大事だと思っています。
そこで、この問題の多いNHK籾井会長を専任した経営委員長、お聞きしたいと思います。
当初面接をされ、合格点を出されたわけですけども、改めて今のこの遣り取りを含めて、この2カ月間の国会の答弁も含めて、どのようにご感想をお持ちでしょうか」
日本放送協会経営委員会委員長浜田健一郎。
浜田健一郎「えー、経営委員会は会長任命の職責の重さを深く受け止め、十分な時間をかけて内規に従って自律的に検討を行い、委員全員の賛成で籾井会長を任命したしました。
しかし経営委員長として、会長に二度の注意を行うこととなったことは、経営委員会の総意としても、誠に遺憾であると考えております。籾井会長は放送法を遵守すると、繰返し明言しており、反省の上に立ち、会長としての職責を執行して頂けるものと期待をしております」
尾立源幸「その選考の議事録を私も拝見させて頂きましたけども、そんな長い時間かけたわけじゃないんですね、実は。だからこそ、新たな事実が、ご本人の欠格性について出てきたわけですから、先程申し上げていますように、誤ちは誤ちと認めて、経営委員会で遣り直すべきじゃないんですか。委員長、どうですか」
浜田健一郎「えー、会長は再三再四、放送法を順守して業務の遂行を行うというふうに申しております。私ども経営委員会としては、しっかりと監督をしてまいり、その業務遂行に期待しているところであります」
次に尾立源幸はNHK監査委員の上田良一に質問を回すが、拉致が明かないことは既に明らかだから、この辺で打ち切ることにする。
籾井会長を追及し切れなかった理由は尾立源幸が攻めどころをうまく掴むことができなかったからではないだろうか。
以前ブログで籾井会長が理事全員に対して日付欄空白の辞表提出を強制したことは「職務義務違反」 等の理事自身の不適格性を基準としない、前以てそのことを想定する提出の強制であって、人権問題に相当するということと、この人権問題とは個人の人格的利益を保護する人格権の侵害に当たるはずだということを書いたが、籾井勝人が「それぞれの組織にはそれぞれの適切な経営手法があり、私にとっては辞表堤出要請が適切な経営手法だ」という趣旨で正当化していることに対して尾立源幸は辞表堤出の強制を折角リーダーシップに関わる問題だと把えていたのだから、その線で籾井勝人の正当性を攻めるべきを攻めどころを間違えて、辞表堤出が一般的慣例としてあるのかどうかの証言に拘った。
籾井勝人は付欄空白の辞表届けを書かせた理由を次のように述べている。
籾井勝人「お答え致します。就任時に日付を書かない辞任願の提出を求めたのは、私及び役員がですね、新しい体制のスタートに当り、役員一同が一丸となって職務に取り組んで貰いたいということ。更に役員には緊張感を持って、仕事をして貰いたいという私の強い希望で皆さんに応じて貰いました」
対して尾立源幸は2月12日就任の堂本副会長に辞表を書かせなかった理由を追及したが、その追及が成功しなかったために、いわば一呼吸置く形となってから、リーダーシップを持ち出している。
尾立源幸「あなたの言行不一致、デタラメ答弁には呆れるわけなんですけども、一つですね、こういう形でしか、辞表を預かるという形でしかリーダーシップを発揮できないあなた。それは自分の能力のなさを象徴しているんですよ。違いますか」――
だったら、籾井勝人の「能力のなさ」をリーダーシップの点から追及して証明すべきだが、3月7日付の東京新聞の緊急50社アンケート調査を持ち出して、辞表堤出が一般的慣例とはなっていないことを言い、その矛盾を突こうとするが、籾井勝人は「現実にいくつかの会社はある」だ、「個別の企業の問題に関しては答えるわけにはいかない」だと逃げられ、最終的にはそれぞれの組織にはその組織なりの適切な運営方法があるのだという趣旨で、辞表堤出強制が自分にとって適切な組織運営方法なのだとの理論武装で固めさせることになる。
「リーダーシップを発揮するために、なぜ辞表を用いなければならなかったのか。このような形の辞表堤出が現実にはいくつかの会社にあったとしても、極々一般的には組織運営・人事掌握の的確な言葉と行動を用いて周囲の信頼を獲得することをリーダーシップを築き上げる原動力とし、役員一同に対し緊張感を持って一丸となって職務に取り組む気持にさせることが真に『適切』と言うことのできる方法だと思うが、あなたは日付を入れない辞表を書かせて提出させることをリーダーシップ発揮の方法とした。誰が考えても、人の上に立つ資格がないということではないのか」
それでもあくまでも、「それぞれの組織にはそれぞれの適切な経営手法があり、私にとっては辞表堤出要請が適切な経営手法だ」といった趣旨で強弁するなら、「言葉と行動の不足を辞表を堤出させることで補ったということではないのか。辞表を提出させることでしか、新しい体制のスタートに当り、役員一同が一丸となって職務に取り組んで貰い、緊張感を持って仕事をして貰うことができないと考えたんですよ。言葉と行動ではそのように仕向けることができなかった。
決して大人のやることとは言えない。成長していない人間のやることだ」と。
このようにリーダーシップの的確性にのみ絞って追及して、その点からNHK会長としての人間的な不適格性を炙り出すべきではなかったろうか。
尾立源幸が籾井勝人の会長としての人格や資質を質したのに対して安倍晋三の放送法が規定している会長の役目を述べたに過ぎない、原稿を読み上げただけの事勿れな答弁も、籾井勝人同様に巧妙・狡猾で強かである。
安倍晋三「会長は放送法の規定に則り、経営委員会の議決により、適切に選任されたところであります。NHKは公共の福祉のために豊かで且つ良い放送番組による国内放送を行うと共に国際親善等の増進に資する国際放送を行うという社会的使命を担っておりま す。
NHKについてはその信頼を更に向上させるように、このような社会的使命を担う公共放送として会長以下職員が力を合わせ、自主自立のもと、その責務を遂行していただくことを期待しております」――
なぜ尾立源幸はもっと直接的に、「総理は籾井勝人氏がNHK会長としてふさわしい人間性と能力を備えていると思っているのか」と問い質さなかったのだろうか。
もし会長の役目や責務の遂行に期待するといったことしか答弁しなかった場合、このことこそ繰返し執拗に追及したなら、最低限答弁の不誠実さを炙り出すこのができるし、追いつめられて「思っている」と答えたなら、籾井勝人が後々にNHK会長としての不適格性を露呈させたときの言質とならない保証はない。
それを尾立源幸は、「人間誰しも、私を含めて誤ちはあると思う」とか、「素直に誤ちを認めて、再出発する。それが成長の源であり、また責任ある者の立場だと思っている」とか、相手に通じないしおらしいことを言うことしかできない。籾井にしても安倍晋三にしても腹の中でせせら笑ったに違いない。
尾立源幸は安倍晋三に会長としての役目を述べさせただけで済ませた追及と似たようなことを浜田健一郎経営委員会委員長に対しても繰返している。
浜田健一郎「えー、経営委員会は会長任命の職責の重さを深く受け止め、十分な時間をかけて内規に従って自律的に検討を行い、委員全員の賛成で籾井会長を任命したしました。
しかし経営委員長として、会長に二度の注意を行うこととなったことは、経営委員会の総意としても、誠に遺憾であると考えております。籾井会長は放送法を遵守すると繰返し明言しており、反省の上に立ち、会長としての職責を執行して頂けるものと期待をしております」――
尾立源幸が籾井会長の人間的な適格性を問題としているのに対して浜田健一郎はそのことには直接答えずに、会長選任の手続きを単に述べ、NHK会長としての今後の職務執行に期待したに過ぎない。
但し期待した以上、自分たちの選任は間違っていないとしたことになる。「つまり理事会の会長選任は間違っていなかったということですね。籾井勝人氏は人格的にも能力の点でもNHK会長としての人選に適っていると評価したと言うことですね」と畳み掛けておけば、理事たちに対するプレッシャーにもなるだろうし、籾井会長が以後何か問題を起こせば、安倍晋三に対するように言質ともなる。
だが、尾立源幸は肝心とも思えるそういった追及はせずにNHK監査委員の上田良一に籾井会長の一連の遣り取りをどう思うかと、既に効果がないと分かっている質問を繰返したのに対して上田は同じ穴のムジナ上、当たり前と言えば当たり前のことだが、発言の適切性・不適切性には触れずに籾井会長の就任記者会見以来の発言を重大な関心を持って見守っていると、毒にも薬にもならない役目上の答弁で済ましている。
尾立源幸はこの答弁には深入りせずにNHKの経営委員会から監査委員会に2名だか移動して、監査委員会が経営委員会を監査するという、身内が身内を取り締まる体制になっていることはガバナンス的に問題があるといったことを国家主義者新藤義孝総務相に質問し、新藤がそんなことはないと否定する平行線で終わって、尾立源幸は次の質問に移る、結果的に埒の明かない生煮えの質疑・答弁で終わっている。
要するに尾立源幸だけではなく、籾井会長に挑んだ他の民主党議員、その他の野党議員が籾井勝人という人物ののらりくらりの人を喰ったような強か極まりない狡猾・巧妙な対応に太刀打ちできなかったということなのだろう。