北大路機関

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海上自衛隊練習艦隊近海練習航海部隊 白銀が迎える舞鶴基地

2008-02-18 16:39:15 | 海上自衛隊 催事

■練習艦隊舞鶴入港

 本日1450時頃、33万アクセスを突破したようです。ありがとうございます。さて、17日、京都府北部、滋賀県北部は、この冬いちばんの豪雪に見舞われ、京都新聞HPによれば、福知山市雲原に67cm、綾部市老富で100cmの積雪があったとのこと。

Img_7939  かねてから雪の舞鶴という題材を求めていた小生は、練習艦隊舞鶴入港の情報に接し、これを絶好の機会と捉え、舞鶴へ向かった。豪雪により列車が六本運休となり(一時間に一本か二本という路線では、六本運休の影響は大きい)入港撮影には間に合わなかった。しかし、舞鶴は、北吸と日本海を見下ろす五老岳も雪化粧、そして護衛艦“はるな”と練習艦隊がうまく重なり、あたかも水墨画のような情緒溢れる風景を醸しだしている。

Img_7879  練習艦隊旗艦、“かしま”を表敬訪問した舞鶴地方総監の加藤耕司海将。練習艦隊司令官の井上力海将補は、前任が呉基地の第4護衛隊群司令ということなので、やはり、この物凄い雪が話題に上ったのかな、と。なんとなれ、一時は50㍍先が見えなくなるほどの吹雪であった。

Img_7923  練習艦“しまゆき”(前列桟橋寄)、練習艦“あさぎり”(前列海側)、練習艦“かしま”(後列桟橋寄)、護衛艦“うみぎり”(後列海側)。

 画面の端の方には舞鶴地方隊の護衛艦“あぶくま”が写っている。名古屋や神戸でも撮影した練習艦隊も雪景色を背景にすると新鮮な印象。

Img_7892  舞鶴基地に入ると物凄い吹雪なので、ここは一つ売店で状況の推移をみようと、足を進めると、改装中につき臨時休業という残念なお知らせ。しかし、一瞬吹雪が止んだので、練習艦“かしま”と護衛艦“うみぎり”を撮影。“はるな”の係留されているところまでは、除雪作業が完了していないため、立ち入ることが出来なかった。

Img_7900  舞鶴まで、始発の福知山行き普通に乗車したのだが、乗換えの綾部駅で、特急“はしだて”か“たんば”か“まいづる”か、“きのさき”か判らないほど、車体正面に雪を纏った183系電車を眺めつつ、本当に舞鶴にいけるのかな、と不安になったりしたが、こうした写真が撮れたので満足である。それに舞鶴基地以外にも様々な写真を撮ることができたし。

Img_7901  艦隊入港から一時間まだ少々。“ゆき”型護衛艦(現在は練習艦)に乗っていても、呉の隊員には行きは珍しいらしく、さっそく桟橋に雪ダルマが作られていた。案内の隊員さん曰く、舞鶴の隊員は雪に慣れていますからそんなことはしません、と。

Img_7813  舞鶴の隊員は、というと、除雪である。桟橋は長い。ちまちまとスコップを振るうのではなく、人海戦術。桟橋にまず勢い良くホースで放水し、放水で根雪ができないよう引き剥がす、片端から、そのまま除雪用の大きなスコップで海に放り投げる。護衛艦などでは甲板に積雪とならないよう、放水管から水を流し続けている。

Img_7783  この冬いちばんの雪ということで、見学者で一眼レフを持った人はほぼ見かけなかったが、雪中行軍により舞鶴を駆け回った小生は、こういった写真を撮ることができた。なるほど、写真に苦労は写らないとはよく言ったもので、苦労は写っていない写真、それだけに清涼感を後日に残すことができた次第。

HARUNA

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