■嵐山花灯路の京福電車
本日から二月である。二月ではあるが、昨年十二月に撮影した写真の掲載。嵐山花灯路の写真の中から鉄道関係の写真を選んで掲載。というのも、来月には東山花灯路が迫っている為である。
12月17日、嵐山花灯路の写真撮影に展開した。その際に京福電鉄嵐山駅にてレトロ調電車として知られるモボ21系電車の夜間電飾が行われていた。間もなく最終日ということもあって、花灯路には多くの観光客が訪れていたが、このモボ21系には、やや数は少ないものの、足を止めてカメラに情景を収めている様子がみれた。
京福電鉄は、四条大宮・北野白梅町から嵐山を結んでいるが、嵐山にはJR山陰線や阪急嵐山線も乗り入れているので、この時間帯になると敢行旅客需要は大阪神戸方面や名古屋方面に便利な阪急やJRを利用する人の方が多いのだろうか。このようにホームもあまり人は多くない。そこにひっそりと佇む車輌。
車内の情景は、幻想的を通り越してサイケデリックな印象。平安遷都1200年を記念して製造された列車ではあるが、民芸品のシルエットを模しているのか、花灯路の形状を模しているのか、というイメージの影が様々な色で再現されている。吊革や手摺というようにそもそも平面には程遠い複雑な形状の車内には怪しい雰囲気が満載されている状況。
モボ21系は二両が運行されているというので、二両が並ぶ様子を撮影するべく待ってはみたが、時間的に花灯路の消燈時間に間に合わなければ成らないので断念した。なお、このモボ21系はこの日は展示用であり、この状況のままで営業運転などは行わない。
この夜間電飾には、プロジェクターが用いられている。車内内部に、そして車体を外側から照らすプロジェクターが配置され、映像を投影している。
どうせならば、実際の、例えば嵐山の桜花満開や鵜飼、紅葉、雪景色の風景を投影しては、とも思うのだが、来年の花灯路ではやって欲しいかも。いや、いっそ、運転台には影響がないように遮光幕を設置して、このままの状態で営業運転、とか!?。
ちなみに、花灯路では3月14日から23日までが予定されているとのこと。今回の記事のような電車の電飾は行われないが(会場付近には地下鉄くらいしか無いので)、夜を彩る情景は中々のものである。
HARUNA
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