■舞鶴基地へ
海上自衛隊舞鶴基地は日本海の防衛警備及び災害派遣にあたる舞鶴地方隊、そして護衛艦隊隷下の第3護衛隊群の基地として知られる。
舞鶴基地は舞鶴市の観光名所としても知られ、基地の護衛艦が停泊する北吸桟橋には大きく『自衛官見学案内 見学時間 土曜日・日曜日・祝祭日●午前9時~午後4時』と書かれた看板が掲げられている。舞鶴基地は舞鶴市役所、赤レンガ博物館、総合文化会館などが集まる地区にあり、城下町として発達した西舞鶴とともに観光資源となっている。
舞鶴基地一般公開では、天候などとの関係もあるが、護衛艦の上甲板が一般公開されることもある。今回の一般公開は、ヘリコプター護衛艦「はるな」が公開された。写真は今年最初の飛行甲板「はるな」である。今年12月に除籍ということもあって、本年は最後の年となるが、次に舞鶴へ来る予定の「しらね」があの状態なので艦齢延長の可能性もあります、と案内の方に教えてもらった。
補給艦「ましゅう」。現在アラビア海に派遣されている二番艦「おうみ」とともに海上自衛隊最大の自衛艦として知られるが、間近にみてみるとやはり大きい。世界の艦船誌によれば満載排水量は25000㌧、広角レンズでも飛び出してしまうほどの大きさで、乗員の方の話では、これまでの艦艇とは比べ物にならないほど揺れないとのこと。一応、一機分のヘリ格納庫があるが最大幅が27㍍と、砕氷艦の「しらせ」(28㍍)並にあるので、どうせならば予備部品の搭載量も多いのだし、3機分の並列格納庫を搭載して整備もやっては、と思ったりもする。
舞鶴港と小樽港を結ぶフェリーターミナル埠頭から舞鶴基地を望む。五老山がやや雪を冠しているのがみえるだろうか。なお、この五老山の頂上にある展望台までの道路が土砂崩れを起こしており、復旧は今週までずれるとのことを、舞鶴市観光課の方に教えてもらった。
二代目「しらせ」の建造状況などは、後日掲載予定。
HARUNA
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