北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

7700形&7000形 パノラマカーファミリー連結の復活

2008-07-06 21:30:52 | コラム

■パノラマカーの情報

 一日暑かった。ううむ、書架移動で研究書関係の位置を効率化、窓を覆っていた書架も移動し、さわやかな夜風が愉しめる今日この頃です。この関係で昨日に続きコネタ。

Img_7219  C.ジョニー氏から今朝、嬉しいメールが入った。名鉄パノラマカー関連の情報である。先週より新ダイヤに移行し、名鉄の代名詞として活躍しながらも1998年以降年々その勢力を減らしていたパノラマカーが、ダイヤ改正に伴い大きく削減された。6輌編成のパノラマカーは絶滅し、新鵜沼の4×4両の8連重連パノラマカーの運用も5700/5300系との連結となってしまった。

Img_1591  ところが、今朝、現地のC.ジョニー氏より届いたメールによれば、なんと三河線運行に専従していた7700形電車が7000形とともに重連を行っていたとの事である。7700形といえば座席指定席(現特別車)仕様の増結用車両として整備された車両で、白帯の7700形と7000形による特急運行がかつて行われていた。

Img_4953  この7700形は、ブルーリボン賞を受賞した6000形電車と良く似ているが、車内は特別車仕様のパノラマカーそのものである。特急料金にあたる指定席券を必要とする車両ながら支線特急に活躍し、普通電車や急行運用にも従事し、リクライニングシートを設置はしていないものの快適な長距離移動を楽しむことが出来た電車として知られる。この7700形と7000形の連結が復活したのは、朗報の一つといえるのではないか(ただし、平日ダイヤでは四両編成の車両と連結するようなので7700形は余り期待できない)。

Img_4437  ここ数年間、7700形が専従として運行されてきた三河線は、名古屋本線特急停車駅である知立駅を中心に碧南、刈谷、豊田市を結ぶ路線である。並んでロングシート車である6000形電車も運行されているが、稀有な車両として、7700形と同じく7000形パノラマカーの中間車として用いられていた7100形電車が運行されている。

Img_4442  7100形電車は、7000形一般車(非白帯車というべきか、原型というべきか)と同じ車内の内装であるが、稀有な理由はもう一つ、7100形はこの二両一編成しか存在しないのだ。稀有というか、この一編成が除籍されればそのまま形式廃止になるかもしれない貴重な一編成である。現在三河線で運行されているのだが、7100形も7000形との重連に用いられればなあ、と考える今日この頃。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は現に禁じる)

コメント (4)
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