■ひゅうがCIWS搭載
陸上自衛隊から連絡担当幹部(LO)が派遣される事となっているスーダンダルフール地方のPKO部隊が武装勢力に襲撃され死傷者が出たとの情報が飛び込んできたが、詳細な情報と確認が取れれば改めて掲載を考えたい。
写真は、昨年撮影したヘリコプター護衛艦の「ひゅうが」である。横浜市磯子区に所在するIHIマリンユナイテッド横浜工場にて建造中の新型護衛艦「ひゅうが」であるが、先日、J-POWERに隣接する海釣り公園から撮影した方の情報として、CIWSが搭載されたとの情報を戴いた。なるほど、この写真を撮影してからもうすぐ一年が経つ訳で、艤装もかなり進められているようだ。
「ひゅうが」型2番艦も去る5月30日に、同じIHIマリンユナイテッド横浜工場にて起工しており、来年夏頃に進水式を迎えることとなる予定だ。近年流行の戦力投射艦ではなく、本艦は制海権確保に主眼を置いた純然たる軽空母といって良く、今後、本型の建造と作戦能力付与により海上自衛隊の運用体系は新しい時代を迎える機会を得るといえよう。
写真は今年三月に横須賀基地にて撮影した護衛艦「しらね」。昨年12月に火災が発生し戦闘指揮を行うCICが火災と漏水で全損となった第1護衛隊群旗艦「しらね」であるが、一時は除籍か、といわれたものの、海上自衛隊に不可欠なヘリ運用能力を有するということで60億円を投じて現在IHIマリンユナイテッド横浜工場にて鋭意修理中である。
現在、前述のJ-POWER隣接の海釣り公園からは建造中の「ひゅうが」とともに、その向こうにて修理中の「しらね」が並んで見えるとのことだ。修理状況は外観からは判断がつきにくいが、並ぶ二隻は貴重である。なるほど、並んだ写真をみてみると全通飛行甲板と内部の格納庫の容積もあってか、かなり大きさが違うということを実感できる。
HARUNA
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