■舞鶴基地一般公開
暑いというよりも熱いという表現が正しい京都府舞鶴市。冬季にはかなりの積雪量のあるこの街は、夏にはフェーン現象の影響を受け全国屈指の暑さで知られつつある日本海側の港街。
舞鶴は日本海側の重要な海港都市であると同時に、日本海沿岸の防備を固める海上自衛隊舞鶴地方隊の根拠地でもある。その舞鶴基地において快晴に恵まれた今日、そして明日もだが、ちびっこヤング大会が行われている。基地の一般公開とともに、舞鶴音楽隊の演奏やチビッコゲーム広場、手旗信号やAEDなどの体験コーナーなどが開かれている。
艦艇一般公開では、ミサイル艇「うみたか」と護衛艦「すずなみ」が一般公開された。写真は「うみたか」の艦橋。極めて高い速度と運動性を誇るミサイル艇は、同時に高速航行時に掃海艇や輸送艦以上に動揺が激しいということで、シートベルト装備の座席が定員分設置されている。
停泊していたが一般公開には加わらなかったイージス艦「みょうこう」。「すずなみ」が明日体験航海に参加するので、もしかしたら明日公開される可能性もあるとのこと。停泊していた護衛艦は二隻のみで、造船所には定期整備の護衛艦二隻、ミサイル艇、輸送艦各一隻が入っていた。ちなみに最新鋭の「あたご」は現在、長崎で定期整備中とのこと。
「すずなみ」の艦橋より「みょうこう」を望む。かなり暑く、そのせいか入場者も1400時の時点で700名程度だったらしい。笠取山分屯基地祭と同規模、ということか。その関係か、京都発の特急「まいづる1号」は自由席にもそれなりの空きがあり、二条駅から乗車の当方も窓側の席を確保することができた。
建造がすすむ新砕氷艦「しらせ」。上部構造物はほぼ完成といって過言ではなく、公試もそろそろ行われるのではないだろうか。現在、派米訓練中の「はるな」も八月下旬には舞鶴に戻ってくるとのことで、同じくインド洋から帰港する補給艦「ましゅう」とともに、舞鶴基地の北吸桟橋も賑やかになるのではなかろうか、と。なお、本日、航空基地も一般公開されたが、そちらにはあまりもの暑さにて展開を断念した次第。
HARUNA
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