■1600形西尾線特急など
7000形パノラマカーの減勢が大きく採り上げられる名鉄の6月29日ダイヤ改正であるが、7000形以外にも幾つかの特色があるため、掲載したい。
6.29ダイヤ改正で実のところ大きな改正点として挙げられる大きな点が西尾~津島駅間の全車特別車特急が廃止され、料金不要の快速急行により代替されたということである。1600形特急により運行されていた西尾線の特急はかつて7700形や7000形白帯車により運行されていたもので、名鉄優等車両運行体系の大きな分岐点となるダイヤ改正であった。
名古屋本線の特急運行体系などには大きな変更は無いものの、本線列車は堀田、鳴海、前後へ、ラッシュ時、一本の増発が行われる。また、本線から津島線への列車は、快速急行から普通まで前ダイヤでは5本せあったが、これが6本に増強された。
7000形が5000形に置き換わることでロングシート:セミクロスシートの比率でロングシート比率が高まり、車両アコモの面では低下したこととなる。JR東海が313系と311系といったクロスシート車両群を増強するなかで、速度として線形に恵まれない名鉄は7000形、5700形、1200形などの車両を強化して対抗してきたが、近年はロングシートに順次転換していることは、何か考えさせられるものがあるようにも。
HARUNA
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