■いよいよ京都は祇園祭
50万アクセス特別企画、を考えているのだが、何分多忙。しかも私事ながら冷房が故障して冷却水漏れという大惨事、書架を漏水から護り次期冷房(A-X)選定に大忙し。特別記事はもう少し先になりそうだ。
7月1日より一ヶ月間、京都は祇園祭に沸く。洞爺湖サミットが7日より行われる中、何分、1943年まで実施していた祇園祭は予定通り実施されている。本日は、いよいよ10日から鉾建が始まる祇園祭を彩る阪急電鉄6300系の祇園祭ヘッドマークを特集したい。本来はこういった阪急関連写真は、第二北大路機関(http://harunakurama.2.com)に掲載するのだが、前述のように多忙なので、こちらが掲載。
祇園祭ヘッドマークを掲げた阪急電車であるが、阪急梅田駅直前の淀川を渡る区間からは同時に二編成(運が良ければ三編成、もちろん、運が悪ければヘッドマーク無し)の列車をみることができる。同時に三本線の列車を発車させるという、非常に見栄えのいいダイヤによってこうした写真が実現している。
阪急京都本線6300系のヘッドマーク。祇園祭を愉しむにはこれ(京都線)に乗れば良いのだが、10日から13日にかけて鉾建と鉾曳初、16日には八坂神社でスサノオノミコトの神楽が奉じられ、14日から16日までが宵山、17日が山鉾巡行。夕方からは神幸祭が行われ、24日には花傘巡行、25日には八坂神社で狂言が奉納、31日に疫神社夏越祭が行われ、幕を閉じる。
宝塚本線の3000系急行電車にもヘッドマークが掲げられている。たしか、そろそろ天神祭もあったように思うのだが、祇園祭の方が有名、ということなのだろうか。3000系は1964年に1500v用電車として導入された、いわゆる昇圧対象車。急行という表示が今日の京都本線には設定されていないので新鮮だ。
神戸本線三ノ宮行き普通電車にもヘッドマークが掲げられている。なるほど、本線同士は十三駅で乗り換えればすぐである。使われている車両は5000系で、1500v昇圧後に導入された増備車。モーターなどの基本的な部分は3000系の技術と共通化されている。この5000系も1968年から導入された、新しいとは言えない車両であるが、まだまだ現役だ。
祇園祭は、もっとも見栄えがあるのは宵山と山鉾巡行である。かなりの観覧者が宵山の夜に灯る山鉾が人垣の中に浮かぶ幻想的な情景や、山鉾が何十と連なり、人々により押される山鉾巡行がお勧めだ。しかし、その日に京都に足を運べない、という遠方の多忙な方には、ちょうど鉾建から山鉾巡行までの期間など、京都観光と併せて訪れるのも、魅力的ではないだろうか、と考える。
HARUNA
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