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京都祇園祭 宵山(7月16日) 燈火に浮く山鉾伝統行事

2008-07-17 08:26:54 | 写真

■本日は山鉾巡行

 本日は、間もなく0900時から山鉾巡行が始まる。本日の京都は青空が広がっており、日本海側の舞鶴は予報では35度を越えるとの情報、そういったなか、昨夜の宵山速報記事を掲載したい。

Img_8673  1800時より始まった宵山であるが、まだ明るい時間帯には、燈火の写りは良くないので、少し暗くなってから9系統バスにて北大路から四条堀川に向かう。堀川通りは交通規制の対象となっていないが、それでも四条堀川から四条通が、四条烏丸、四条河原町に向かって交通規制が引かれているので、その基点である四条堀川周辺は、やはり交通がやや混雑していた。しかし、ダイヤの乱れは若干。

Img_4946  宵山会場は、なるほど例年の活気。京都というと古都という印象が強いが、それでも政令指定都市なのでオフィス街も多い。四条通界隈は、その代表格であり、電気街の寺町も近い。そのメインストリートを祭事で完全封鎖してしまうというのが、この祭事にかける街の情熱を伝えている。

Img_5032  船鉾。宵山は、地方都市の人口に匹敵する30~40万の観覧者がこの会場に溢れるということで、通りそのものも一方通行という交通規制が引かれている。決して広くは無い通りの両側に屋台の出店が出ていたりするので、それだけ混雑は凄くなる。もう少し幅の狭い屋台にするか、片側だけにするとか、と屋台の扱いについて考えてみたりする。

Img_5037  粽、これは誤解を恐れずに表現すれば護符として用いるようなものなのだが、これを買うと山鉾の中をみることができる。一種拝観料のような扱いなのだが、やはり混雑している。32の山鉾は広く分散していて、地図上で上手く一筆書きをシュミュレートしても、実際は通りの一方通行などで頓挫してしまったりする。やはり、数年に分けてみるものなのだろう。

Img_8644  四条通の活気。日暮れのなか、ほんのりと稜線の姿が見える。かなり混雑しているように見えるが、これはまだ大丈夫な方で、長刀鉾周辺は、この広い四条通も上下線、車道のように歩行者天国にも交通規制が引かれる。事故が起きないようにと、関係者や警察官も全力を挙げてロープを支え、規制を伝える掲示を掲げている。

Img_8707  京都祇園祭の宵山は、秋葉原での連続通り魔事件を受けて、通常よりも多くの警察官を動員して行われた。中隊長という腕章をかけた京都府警機動隊の精鋭も出動、これだけ多くの警察官が展開していたので、避けるべき事案の抑止以外にも、迷子のぼうやの捜索は迅速、すぐにご両親に会う事ができたという微笑ましい出来事もあったようだ。

HARUNA

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