◆自衛隊関連行事
2010年もいよいよ駐屯地祭が行われる季節となりました。今週末は、高知駐屯地祭、春日井駐屯地祭が行われます。高知駐屯地祭は現駐屯地では今年度が最後、春日井駐屯地祭は三月一杯でおわる2009年度最後の駐屯地行事となります。
日曜日に行われる春日井駐屯地祭は、2009年度に行われる駐屯地創設記念行事としては最後になるものではないでしょうか。春日井駐屯地には、第10後方支援連隊、第10偵察隊、第10施設大隊が駐屯していて、後方支援部隊を中心に、師団の情報収集を担当する戦闘部隊が駐屯している駐屯地です。
式典、観閲行進、訓練展示、装備品展示、と行われる春日井駐屯地ですが、昨年は訓練展示で輸送部隊がゲリラの襲撃をうけ車両が損傷、パトロール中の偵察隊が負傷者を救出し、後方支援連隊が車両を戦車回収車により回収する、という内容で、そのほか、広い駐屯地を幾つかのエリアに区分して、テーマごとの装備品展示を行うという工夫された内容でした。
土曜日に行われる高知駐屯地祭は、間もなく高知駐屯地が新駐屯地に移設されるため現在の駐屯地での駐屯地創設記念行事は今回が最後となります。高知県香南市におかれている高知駐屯地には、善通寺の第14旅団に所属する第14施設中隊が駐屯している駐屯地です。第14旅団は、南海地震の直撃を受けるだろう徳島県の防災能力を高めるべく、飛行隊とともに新設される徳島駐屯地へ移駐する予定となっています。
新しい高知駐屯地へは、第2混成団の第15旅団への改編とともに新編された第50普通科連隊が駐屯することとなっていて、高知県の防災能力は、普通科部隊の駐屯によって強化されることとなります。第15旅団は四国の防衛警備及び災害派遣に備える部隊なのですが、同時に全国への機動展開能力も求められています、しかし、南海地震というものは如何に四国では警戒されているのか、ということが見えてくる改編、その直前という時期の高知駐屯地祭は、注目です。
◆駐屯地祭・基地祭・航空祭
- 3月6日:高知駐屯地創設44周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/10d/
- 3月7日:春日井駐屯地創設43周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/14b/
◆注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関