◆埼玉県総合防災訓練は台風で中止
防災の日防災訓練について、先日の記事で自衛隊の大規模な参加はなかった、と記載しましたが、自衛隊では政府調査団の派遣を想定した訓練を実施する予定であったとのことです。
輸送任務は政府調査団の被災地への輸送、行為k量訓練としてDMAT災害医療チーム派遣や患者輸送訓練とSCU臨時医療拠点構築、加えて地震災害応急対応訓練として救命救助に関する書道の演練を 訓練では埼玉県合同防災訓練会場と市ヶ谷防衛省本省との間で実施される計画であったとのことです。
埼玉県総合防災訓練が台風の接近により中止となったため、この輸送訓練が実施されなかったのでしょうか、自衛隊の参加に関する報道はありませんでした。毎年であれば防災の日には大きな自衛隊部隊による訓練と在日米軍の参加による実施となるのですが、その報道がありませんでしたので、先日の記載、となってしまった次第。
さて、自衛隊からの参加規模ですが統合幕僚監部より20名、そして陸上自衛隊からは東部方面隊と中央即応集団そして通信団より人員100名、車両10両、航空機4機が参加予定、海上自衛隊からは自衛艦隊と横須賀地方隊より人員20名と航空機1機が参加する予定と防衛省より発表。
航空自衛隊からは航空総隊、航空支援集団、航空教育集団と航空システム通信隊、補給統制本部より人員70名、車両3両、航空機2機が参加する予定だったようで、合計では人員210名、車両13両、航空機7機が参加する予定と報じられています。
東日本大震災発災後初めての防災の日、ということでその意味合いにおいては重要な意義があったのですけれども、台風接近、という結果になったわけです。もっとも来年度以降は3月11日が津波防災の日、ということで重要な訓練が行われることになるのでしょうけれども、ね。
さて、実動訓練、そしてしい所演習という意味で防災訓練を行うことは武力攻撃といった有事の際にも応用できるという意味で重要性は大きい一方で、危機管理という観点からは法的に今回の東日本大震災の初動においてどういった制約があったのかについても、検討の余地はかなりおおきくあり、この点についての検討も政府部内で次の災害までに十分実施してほしいところです。
北大路機関:はるな
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