◆自衛隊関連行事
気付けは本日、十三日の金曜日、しかしホッケーマスクや斧よりも折角の三連休週末に台風接近中が怖い中、俺は行くぞ、と機材の準備を固められている皆様、如何お過ごしでしょうか。
今週末の自衛隊関連行事は、目玉行事として、航空自衛隊航空祭と海上自衛隊航空基地祭が同日に行われ、東日本vs西日本、ともに東北新幹線と山陽新幹線の駅から近く、言い換えれば共に首都圏や京阪神から距離があるのですけれども、一騎打ち、という様相です。
航空自衛隊は三沢基地航空祭2013、対艦攻撃の切り札F-2支援戦闘機二個飛行隊を基幹とする第3航空団、更にE-2C早期警戒機一個飛行隊を有し、北部航空方面隊司令部が置かれる北日本防空の要衝で、加えて航空自衛隊F-35戦闘機最初の配備基地となる計画、今年度の航空祭にはブルーインパルスも参加します。
海上自衛隊岩国航空基地祭、第31航空群の展開する海上自衛隊の航空基地で、EP-3電子偵察機やP-3C各種派生型、US-2救難飛行艇とUS-1A救難飛行艇、MH-53やMCH-101掃海輸送ヘリコプターとCH-101輸送ヘリコプター、U-36訓練支援機など、海上自衛隊ではここでなければ見る事の出来ない航空機が勢ぞろい。飛行艇とヘリコプター体験搭乗の抽選も行われます。
岩国と言えば、米海兵隊第一海兵航空団の展開基地ですが、本年度は毎年五月の日米フレンドシップデイが米緊縮財政により急遽中止されています。岩国航空基地祭はそこまで規模が大きな航空祭ではありませんが、例年よりも来場者が多くなる、というようなこと、あるやもしれません。
北恵庭駐屯地祭、戦車部隊行事では北海道の北部方面隊直轄第1戦車群、第7師団隷下の第72戦車連隊などが駐屯するこの駐屯地祭が大きいもので、併せて今年度末に第1戦車群の解体が予定されているため、永きに渡り北部方面隊戦略予備として君臨した直轄戦車部隊、第1戦車群の戦車を観ておく最後の機会となるでしょう。
今津駐屯地創設記念行事、京都から湖西線新快速で一本の近江今津、琵琶湖を見下ろすここには今津駐屯地が置かれ、第3戦車大隊、第10戦車大隊、中部方面移動監視隊、中部方面無人偵察機隊などが駐屯しています。駐屯地は狭いですが、多数の74式戦車を見ることが出来る駐屯地です。
松戸駐屯地祭、千葉県松戸市の駐屯地ですが、03式中距離地対空誘導弾を装備する第2高射特科群、需品学校などが駐屯している駐屯地です。03式中距離地対空誘導弾は陸上自衛隊の広域防空用地対空ミサイルで、今週末、首都圏での自衛隊関連行事は、この松戸駐屯地祭だけのもよう。
このほか、駐屯部隊を見る限り、いったい陸上自衛隊行事は、どういった内容であるのかは少々分かりにくいのですが、弾薬補給処である岡山県の三軒屋駐屯地祭が日曜日に、そして月曜日は北海道の沿岸監視隊が置かれた標津分屯地祭が行われる、とのこと。
恐らく、記念式典と装備品展示、装備品紹介が行われるのでしょうか。なお、標津分屯地は釧路駐屯地の分屯地ですが、分屯している第302沿岸監視隊は、隷下に羅臼分室と置いており、分屯地の支部という、より細かい運用で北方方面の監視にあたっています。道内でも札幌からの移動が難しく、中標津空港が便利、だそうです。
海上自衛隊では、石狩湾艦艇広報が明日土曜日と日曜日に月曜日と三日間行われ、小樽市の石狩湾新港西埠頭にて輸送艦しもきた一般公開が行われます。午後のみの一般公開で1300から1630まで、体験航海は今回行われません。
◆駐屯地祭・基地祭・航空祭
- 9月16日:標津分屯地創設56周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/
- 9月14・15・16日:石狩湾艦艇広報輸送艦しもきた一般公開・・・http://www.mod.go.jp/pco/sapporo/index.html
- 9月14日:北恵庭駐屯地創設63周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/
- 9月15日:三沢基地航空祭2013・・・http://www.mod.go.jp/asdf/misawa/
- 9月14日:松戸駐屯地創設61周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/
- 9月15日:今津駐屯地創設61周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/3d/
- 9月14日:三軒屋駐屯地創設58周年記念行事・・・http://www.mod.go.jp/gsdf/mae/
- 9月15日:岩国航空基地祭2013・・・http://www.mod.go.jp/msdf/iwakuni/
◆注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関