■真駒内,16式機動戦闘車初登場
真駒内駐屯地祭、行って参りました。総合近代化旅団は即応機動旅団への改編前年、第11師団から旅団改編を経て10周年、駐屯地創設64周年です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/22/56c680e41a6dee8d89a2763d84b25fb4.jpg)
第11旅団創設10周年記念-真駒内駐屯地祭、日曜日に行って参りました。第11旅団祭は2011年以来で札幌までは中々進出する事が出来ず今回二度目、実は亡くなった大叔父が戦時中戦車十一連隊で千島防備に当っていた事を遺品整理で知り親近感が高まっていました。
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真駒内駐屯地、札幌市営地下鉄自衛隊前駅から通りの向かい側にあります。全国には第10師団司令部の守山自衛隊前駅等自衛隊前という地名は数多くありそうですが、自衛隊前駅、と明記したのは意外にも此処真駒内駐屯地前だけだったりするという選ばれた一駅という。
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札幌市、道都札幌は人口194万という大都市で名古屋市に続く日本第四の都市です。そして北海道は大陸ロシアを海峡の対岸に睨み、札幌市には此処真駒内に第11旅団司令部、そして北海道全域の防衛を担任する北部方面総監部が置かれる札幌駐屯地も置かれている。
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旅団3100名、道南地区の防衛警備及び災害派遣に当っています。第11旅団は3600名程度の規模であったと記憶するのですが、旅団行事にて部隊紹介では3100名と説明され、滝川の第10普通科連隊、真駒内の第18普通科連隊、函館の第28普通科連隊が置かれている。
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冷戦時代は第11師団として人員7000名を以て道南地区の防衛警備に当たり、幾度か現実味を帯びたソ連軍夏季侵攻の脅威顕在化へ、当時の師団は道都札幌の絶対死守と内地を北海道へ結ぶ青函地区固守を任務としていまして、師団は重装備部隊として知られています。
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総合近代化旅団と位置づけられ、戦車大隊は90式戦車を30両装備、特科隊は99式自走榴弾砲を15両装備、普通科連隊は全ての連隊に96式装輪装甲車中隊を装備しており、更に近年は中距離多目的誘導弾や軽装甲機動車中隊等、旅団はその装備近代化を継続している。
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即応機動旅団への改編、2019年度に予定されている第11旅団の改編に併せ、現在は滝川駐屯地の第10普通科連隊を第10即応機動連隊へ改編の準備が大車輪で進められています。この為、今年度は四国善通寺の第15即応機動連隊より16式機動戦闘車が初参加しました。
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旅団改編、この労力は実は大変なもので、今年度の旅団祭は改編準備の影響か、訓練展示模擬戦は行われませんでした。同日は上富良野駐屯地祭や青森駐屯地祭も行われており、現地では模擬戦無にがっかりの声も少なくない。師団よりも旅団は改編準備負担が大きい。
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第12旅団の即応近代化旅団改編時にも、相馬原駐屯地祭にて、訓練展示模擬戦を中止しヘリボーン展示という、快晴の空からUH-60JAからロープ降下するだけの展示となった事が。施設中隊と通信中隊を施設隊と通信隊に拡大改編する、比較的大規模な旅団改編でしたが。
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第11旅団の即応機動旅団改編前夜、といいますか準備中の本年は、観閲行進に即応機動連隊を思わせる後身、第10普通科連隊を第10即応機動連隊に改編した際に編入される高射特科装備等を観閲行進で協同させる、という出来る範囲内での式典演出が為されました。
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第11戦車大隊の90式戦車観閲行進に先立ち、第15即応機動連隊の16式機動戦闘車が観閲行進に参加、驚いた地元の方が、もう旅団に配備されているのですか、と尋ね、乗員の人が、はい旅団に配備されています、と。配備部隊は第11旅団でなく第14旅団ですが。
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16式機動戦闘車参加、は本年の真駒内駐屯地祭の目玉でしたが、第11戦車大隊に先行配備されているのではなく、善通寺からの参加、今年三度目の16式機動戦闘車は善通寺を長躯フェリーと高速道路で進出したとの事、即応機動連隊の機動力を見せつけられたものです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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真駒内駐屯地祭、行って参りました。総合近代化旅団は即応機動旅団への改編前年、第11師団から旅団改編を経て10周年、駐屯地創設64周年です。
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第11旅団創設10周年記念-真駒内駐屯地祭、日曜日に行って参りました。第11旅団祭は2011年以来で札幌までは中々進出する事が出来ず今回二度目、実は亡くなった大叔父が戦時中戦車十一連隊で千島防備に当っていた事を遺品整理で知り親近感が高まっていました。
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真駒内駐屯地、札幌市営地下鉄自衛隊前駅から通りの向かい側にあります。全国には第10師団司令部の守山自衛隊前駅等自衛隊前という地名は数多くありそうですが、自衛隊前駅、と明記したのは意外にも此処真駒内駐屯地前だけだったりするという選ばれた一駅という。
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札幌市、道都札幌は人口194万という大都市で名古屋市に続く日本第四の都市です。そして北海道は大陸ロシアを海峡の対岸に睨み、札幌市には此処真駒内に第11旅団司令部、そして北海道全域の防衛を担任する北部方面総監部が置かれる札幌駐屯地も置かれている。
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旅団3100名、道南地区の防衛警備及び災害派遣に当っています。第11旅団は3600名程度の規模であったと記憶するのですが、旅団行事にて部隊紹介では3100名と説明され、滝川の第10普通科連隊、真駒内の第18普通科連隊、函館の第28普通科連隊が置かれている。
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冷戦時代は第11師団として人員7000名を以て道南地区の防衛警備に当たり、幾度か現実味を帯びたソ連軍夏季侵攻の脅威顕在化へ、当時の師団は道都札幌の絶対死守と内地を北海道へ結ぶ青函地区固守を任務としていまして、師団は重装備部隊として知られています。
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総合近代化旅団と位置づけられ、戦車大隊は90式戦車を30両装備、特科隊は99式自走榴弾砲を15両装備、普通科連隊は全ての連隊に96式装輪装甲車中隊を装備しており、更に近年は中距離多目的誘導弾や軽装甲機動車中隊等、旅団はその装備近代化を継続している。
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即応機動旅団への改編、2019年度に予定されている第11旅団の改編に併せ、現在は滝川駐屯地の第10普通科連隊を第10即応機動連隊へ改編の準備が大車輪で進められています。この為、今年度は四国善通寺の第15即応機動連隊より16式機動戦闘車が初参加しました。
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旅団改編、この労力は実は大変なもので、今年度の旅団祭は改編準備の影響か、訓練展示模擬戦は行われませんでした。同日は上富良野駐屯地祭や青森駐屯地祭も行われており、現地では模擬戦無にがっかりの声も少なくない。師団よりも旅団は改編準備負担が大きい。
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第12旅団の即応近代化旅団改編時にも、相馬原駐屯地祭にて、訓練展示模擬戦を中止しヘリボーン展示という、快晴の空からUH-60JAからロープ降下するだけの展示となった事が。施設中隊と通信中隊を施設隊と通信隊に拡大改編する、比較的大規模な旅団改編でしたが。
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第11旅団の即応機動旅団改編前夜、といいますか準備中の本年は、観閲行進に即応機動連隊を思わせる後身、第10普通科連隊を第10即応機動連隊に改編した際に編入される高射特科装備等を観閲行進で協同させる、という出来る範囲内での式典演出が為されました。
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第11戦車大隊の90式戦車観閲行進に先立ち、第15即応機動連隊の16式機動戦闘車が観閲行進に参加、驚いた地元の方が、もう旅団に配備されているのですか、と尋ね、乗員の人が、はい旅団に配備されています、と。配備部隊は第11旅団でなく第14旅団ですが。
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16式機動戦闘車参加、は本年の真駒内駐屯地祭の目玉でしたが、第11戦車大隊に先行配備されているのではなく、善通寺からの参加、今年三度目の16式機動戦闘車は善通寺を長躯フェリーと高速道路で進出したとの事、即応機動連隊の機動力を見せつけられたものです。
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