■U-680A飛行点検機飛来
U-680A飛行点検機,接近してくる航空機の正体がこの機体である事を判別できた際は気分が高揚しました。
U-680A飛行点検機。実は初めて撮影する機会となる、航法装置が作動しているかを点検するための航空機で、YS-11とU-125が運用されていましたが、残念なことに2016年にU-125墜落事故が発生、これを契機に導入された後継機です。今年撮影の新装備ですね。
COVID-19感染拡大は2020年初頭からですが、このU-680Aが自衛隊へ納入されたのは2020年3月21日から、3機が108億円で調達され先ず2020年に2機が納入、残る1機は2021年に納入され入間基地の飛行点検隊に配備、セスナサイテーションシリーズのひとつ。
自衛隊関連行事が総崩れとなっています昨今に、北大路機関では過去の行事写真から日曜特集を掲載し、また舞鶴基地と岐阜基地、2021年からは小牧基地と横須賀基地を加えて僅かに新しい写真を掲載する以外は、京都幕間旅情と防衛情報で凌いでいる構図があります。
しかし、こうした中で毎年困るのが、“自衛隊最新装備”という年末の記事なのです。このU-680A飛行点検機についても、2022年でも比較的早い時期にいわゆる“はつもの”を撮影する事が出来ましたので、まずはホッと一安心、というところが実態だったりします。
F-35戦闘機、小牧基地に隣接して三菱重工小牧南工場がありまして、ここではF-15戦闘機やF-2戦闘機の、かつては製造で今は定期整備が行われ、そしてF-35戦闘機の最終組立が行われています、小牧基地を撮影していますと、時にその発着に出会う事も出来るという。
U-125救難機とU-680A飛行点検機が並ぶ、御承知の通りこのU-680A飛行点検機の前任として飛行点検機に当っていたのはU-125飛行点検機となっていまして、基本的にこのU-125と同型、搭載機材が捜索救難用か飛行点検用機材かの違いがあるのみとなっている。
KC-767空中給油輸送機とC-2輸送機の並びも、中々見れない取り合わせと云えば云い得るもの。搭載しているエンジンは同型でして、個人的にC-2輸送機はもう少し評価されるべきだと考えるのですが、当初量産計画を下方修正し、そして微妙な時代を迎えています。
C-2輸送機、C-130輸送機よりも大量の装備を長距離に輸送できるのですが、これはC-1輸送機の後継として配備されていますので、12機でC-1輸送機飛行隊は編成されていたのを、C-2は大量に運べるので飛行隊は8機で良い、と転換し製造規模が縮小されていますが。
輸送機はどれだけ優れていても同じ機体は複数の方面へ分離して飛行する事は出来ませんし、業務輸送以外の即応機を確保する際に1機確保するには8機の内の重整備と定期整備と業務輸送と訓練飛行を差し引いた場合、12機の飛行隊と8機の飛行隊では意味がちがう。
C-130輸送機と同程度の搭載能力で開発していれば、12機の飛行隊となっていたのかもしれませんが、それならばC-130を買えという圧力が来ます。実際、同じ選択肢を採ったブラジルのエンブラエル社はKC-390輸送機の生産数を大幅削減させているのですから、ね。
北大路機関は防衛安全保障を主な記事として採用しているのですけれども、その為には現場の雰囲気を極力触れておく必要があります、この為にもこうした風景を撮影するというものは意味があるのだろうなあ、と思うところです。昨今ガソリン代が痛いものですが。
小牧基地撮影、さてさて、コロナ時代が続く中ではCOVID-19感染対策を意識せざるを得ません、この際に小牧と云いますと県営名古屋空港が撮影適地として知られているのですが、隣接している公園からですと案外と風通し良く撮影でき、なかなかに快適でしたね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
U-680A飛行点検機,接近してくる航空機の正体がこの機体である事を判別できた際は気分が高揚しました。
U-680A飛行点検機。実は初めて撮影する機会となる、航法装置が作動しているかを点検するための航空機で、YS-11とU-125が運用されていましたが、残念なことに2016年にU-125墜落事故が発生、これを契機に導入された後継機です。今年撮影の新装備ですね。
COVID-19感染拡大は2020年初頭からですが、このU-680Aが自衛隊へ納入されたのは2020年3月21日から、3機が108億円で調達され先ず2020年に2機が納入、残る1機は2021年に納入され入間基地の飛行点検隊に配備、セスナサイテーションシリーズのひとつ。
自衛隊関連行事が総崩れとなっています昨今に、北大路機関では過去の行事写真から日曜特集を掲載し、また舞鶴基地と岐阜基地、2021年からは小牧基地と横須賀基地を加えて僅かに新しい写真を掲載する以外は、京都幕間旅情と防衛情報で凌いでいる構図があります。
しかし、こうした中で毎年困るのが、“自衛隊最新装備”という年末の記事なのです。このU-680A飛行点検機についても、2022年でも比較的早い時期にいわゆる“はつもの”を撮影する事が出来ましたので、まずはホッと一安心、というところが実態だったりします。
F-35戦闘機、小牧基地に隣接して三菱重工小牧南工場がありまして、ここではF-15戦闘機やF-2戦闘機の、かつては製造で今は定期整備が行われ、そしてF-35戦闘機の最終組立が行われています、小牧基地を撮影していますと、時にその発着に出会う事も出来るという。
U-125救難機とU-680A飛行点検機が並ぶ、御承知の通りこのU-680A飛行点検機の前任として飛行点検機に当っていたのはU-125飛行点検機となっていまして、基本的にこのU-125と同型、搭載機材が捜索救難用か飛行点検用機材かの違いがあるのみとなっている。
KC-767空中給油輸送機とC-2輸送機の並びも、中々見れない取り合わせと云えば云い得るもの。搭載しているエンジンは同型でして、個人的にC-2輸送機はもう少し評価されるべきだと考えるのですが、当初量産計画を下方修正し、そして微妙な時代を迎えています。
C-2輸送機、C-130輸送機よりも大量の装備を長距離に輸送できるのですが、これはC-1輸送機の後継として配備されていますので、12機でC-1輸送機飛行隊は編成されていたのを、C-2は大量に運べるので飛行隊は8機で良い、と転換し製造規模が縮小されていますが。
輸送機はどれだけ優れていても同じ機体は複数の方面へ分離して飛行する事は出来ませんし、業務輸送以外の即応機を確保する際に1機確保するには8機の内の重整備と定期整備と業務輸送と訓練飛行を差し引いた場合、12機の飛行隊と8機の飛行隊では意味がちがう。
C-130輸送機と同程度の搭載能力で開発していれば、12機の飛行隊となっていたのかもしれませんが、それならばC-130を買えという圧力が来ます。実際、同じ選択肢を採ったブラジルのエンブラエル社はKC-390輸送機の生産数を大幅削減させているのですから、ね。
北大路機関は防衛安全保障を主な記事として採用しているのですけれども、その為には現場の雰囲気を極力触れておく必要があります、この為にもこうした風景を撮影するというものは意味があるのだろうなあ、と思うところです。昨今ガソリン代が痛いものですが。
小牧基地撮影、さてさて、コロナ時代が続く中ではCOVID-19感染対策を意識せざるを得ません、この際に小牧と云いますと県営名古屋空港が撮影適地として知られているのですが、隣接している公園からですと案外と風通し良く撮影でき、なかなかに快適でしたね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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