北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和三年度三月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2022.03.26-2022.03.27)

2022-03-25 20:22:53 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 年度末です、次回からは令和四年度であり“令和三年度三月期-陸海空自衛隊主要行事実施詳報”は今回まで隣次回は令和四年度の行事を紹介します。

 自衛隊関連行事はじょじょに募集対象者への限定公開や部内行事への招待客から始まり、そして部分的ではありますが、事前感染対策文書提示方式の一般公開へと、もう少し完全な一般公開へは時間がかかるのですけれども、日常の回帰が見えてきました。ただ、此処で焦りますと韓国のような感染者世界一という大失敗が待っていますので気が抜けません。

 自衛隊関連行事を紹介したいところですが、先ず行事よりもWeblog北大路機関の背景が新しくなりました点にお気づきの方は多いでしょう、3月21日に新しい背景レイアウトへ変更しました。前のレイアウトは“テクノカテゴリ-ブルー”というものでして、Weblog北大路機関がOCNブログからGOOブログへ移設した際に設定した新しいレイアウトです。

 GOOブログ移設は2014年11月24日ですので、もう2010年代から続く伝統のレイアウトとなっていたのですが、このたび変更しました。この点について少し説明しましょう。実はこの“テクノカテゴリ-ブルー”は前のWeblog北大路機関デザイン、つまり2005年7月29日からのデザインと共通点が在った為なのですが、旧デザインとなってしまいました。

 3月22日までに変更を。GOOブログが三月中旬にいきなり、利用しているレイアウトは使用でき無くなる為に新しいものに切り替える様に、こう通知が来ましたのでなんとかしなければならないのですが、困ったのは記事タイトルの文字数や写真一枚当たりの文字数等は全て従来のレイアウトを前提としていますので簡単に変えると昔の記事が崩れます。

 Weblog北大路機関、新しいデザインは、提示されたものは提供される夜景や青空や夕陽の写真が多いのですが、困ったのはWeblog北大路機関に掲載する写真はWeblog北大路機関の著作物という内部規約、この内部規約でSu-27戦闘機の話題をライバルのF-15戦闘機、フランス空母の話題なのに隣国のイギリス空母を使う、この内部規約に引っかかる問題が。

 写真についても従来よりも大きく表示されるものは、写真の見栄えが良くなるのですが2005年の草創期の記事も閲覧できますので、あのころの写真は兎に角小さかった、インターネット回線が今の4G回線や5G回線ではなくPHS回線。128kbpsで掲載できる水準の写真を用いていましたので画像が小さく、記事が崩れてしまう、故にここで苦労しました。

 Weblog北大路機関の従来デザインを維持でき、しかし写真の大きさなどで過去の写真と整合性を持てるデザイン、その上で第三者の撮影した写真画像データを用いないデザインはなにか。もちろんポップすぎるデザインは記事内容と整合性が保てませんのでこの当たりの留意も必要です、比較的自由度の高いツイッターの第52北大路機関の方が余程楽です。

 新しいデザインは木陰。木陰というタイトルのデザインレイアウトを採用することとなりまして、“暫定的に"木かげ"を設定してみました,防衛安全保障という厳しい世界を眺める木陰を提供できれば幸いです”という視点で決定しました。このデザインでは、写真が従来よりも大きく表示され、逆に文字が同じ文字数でも行数が減りましたが、整合性はとれた。

 2022年3月21日からWeblog北大路機関は新しいレイアウトとなりましたが、こうした背景があるものでした。写真特集の写真一枚当たりの文字数はword標準テンプレートで三行分、通常記事で四行分となっていまして、概算では写真一枚当たりにツイッターのツイート一回分程度を目安に表示しています。この他についてはレイアウトの変更はありません。

 北大路機関閲覧はスマートフォンなど縦長の画面でご覧になる方とPCの横長の画面にてご覧になる方では前者の方が多くなっているということでして、写真と文章を上手く表示できていれば幸いです。さて、このデザインはどの程度続くのかは発表されていないところですが、今後ともWeblog北大路機関新デザインテンプレートの表示をどうぞよろしく。

 こうした点とともに、さていよいよ年度末というところ。北大路機関広報は今年も行事予定特になし、というところですが冒頭に記しました通り行事再開の見通しも立ってきました。しかしその上で留意したいのは、第七波を最小限に抑える必要性です。実際第五波から間を置きましたが第六波が過去最大の感染者数を出しています、ただ回避の方法はある。

 油断大敵。実際のところ此処に尽きるのだろうなあと云うのはCOVID-19に関する点です、菅総理が昨年九月に事実上感染を抑え込んだ際には、根拠はないものの快哉を叫びたくなるほどの劇的な感染者減少で、なにしろもともとコロナウィルスは乾燥した冬季に流行する季節性感染症ですので、これで少なくとも冬までは逃げ切った、そう思ったものなのだ。

 第六波、オミクロン株が新しく確認されると、これも12月初旬に報告されましたので冬の到来を実感したものだ、重症化率の低さを注目するいっぽいうで感染力の異常な高さも警戒すべき点で、これは重症化率がデルタ株の三分の一だが感染力がデルタ株の何倍なのかで医療崩壊の原因になるぞと危惧していまして、日本は危ない綱渡りを行う事になります。

 オミクロン株は、油断大敵という実感が韓国での感染拡大で、日本よりも遥かに人口の少ない韓国が毎日30万の新規感染者数を出し、ロイター通信が示す世界感染者情報では第一位の最悪の感染拡大を動かず、死者数も毎日300名と320名と平均値が徐々に高まってゆきます、油断すると怖いものだ、K防疫を世界の誇った韓国が、こう背筋が寒くなります。

 さてさて、自衛隊関連行事、必ず復興します。ただ、まん延防止等重点措置が全て解除されましたが、これを第七波の入り口としないようにするにはどうするのかを考えなければなりません。“行事予定は特になし”こう書き続けている所ではありますが過去にも行事が情勢悪化の煽りを受ける事はありました、その期間の多寡なのです、もう少し、頑張りましょう。今回の掲載写真は懐かしい駒門駐屯地祭を掲載しました。


■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・今週末の行事なし

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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北朝鮮ICBM大陸間弾道ミサイル発射試験!24日1433時発射ー71分飛翔し北海道西方沖150km日本海に落下

2022-03-25 07:01:24 | 防衛・安全保障
■米本土東海岸狙うICBM
 北朝鮮は日本時間24日午後、西部の平壌近郊から弾道ミサイルを日本海に向け発射しました。このミサイルは緊急発進した航空自衛隊のF-15戦闘機により上昇中の様子が撮影されました。

 ICBM大陸間弾道弾か。北朝鮮の弾道ミサイルの発射は日常的に行われるものとなっていますが、今回のミサイル発射はロイター速報が1450時というものでしたが、飛翔中というものであり落下時間まで相当時間がある速報となっていました。こうした飛翔時間の長い弾道飛行はロフテッド軌道、長射程ミサイルの実験を狭い区域で行う際に採る方式です。

 1535時頃に落下の見込み。NHK報道はミサイルが落下する前に落下予測時間が報道された訳ですが、第一報からも一時間以上を経ており、また防衛省からの発表が即座に行われた背景には、飛翔高度が高く日本本土のミサイル監視網でもいち早く検知された事を意味します。防衛省によればミサイル発射は1433時頃といいますので、そこからも時間が長い。

 北海道沖150kmの日本海に落下したとされ、ミサイル落下による船舶被害等は確認されていませんが、注目すべきは71分という数字です。今回のミサイル飛翔時間は過去最大となる71分であり、新型弾道ミサイルである事が判明しています、飛翔時間から算出した場合、射程は1万kmを優に超え1万5000km規模の大陸間弾道ミサイルであると推察されます。

 大陸間弾道弾。射程1万kmを超える時点でアメリカ西海岸のサンディエゴやロスアンゼルスにサンフランシスコといった主要都市を目標とできるものですあ、1万5000kmに達するという事は、東海岸のニューヨークや首都ワシントンDCなどを射程圏内に捉えた事となります。また射程からは欧州のロンドンやパリといった主要都市も射程に捉えている。

 6000kmの上昇高度まで到達し落下回帰までは1100km飛翔したものと考えられる。日本への影響というものを考えますと、もちろん仮に対日使用した場合は、ロフテッド軌道を用いた場合はスタンダードSM-3迎撃ミサイルの上昇限度以上を飛翔していますし、落下速度が高くなりますのでPAC-3による迎撃も難しくなりますが、過剰な性能といえます。

 アメリカ本土を狙うものだというならば、日本にとって脅威は無いのか。こう考える事も出来るのですが、北朝鮮は核保有国として次の行動に進む際にアメリカの関与、その多寡というものは大きな要素となるのかもしれません、それは南北統一がアメリカの好ましくない方式により進められた際、アメリカが関与するか否かという視点は事態を左右します。

 アメリカの好ましくない方式と云うのは、北朝鮮軍が軍事力により勧告を武力統一しようとする点でして、過去の可能性として開戦時に大量破壊兵器を使用しない限り韓国軍の現在の水準は朝鮮戦争時代に短期間でソウル失陥に陥った時代とは比較できない程に現代化されいるとの視点がありましたが、ロシアのウクライナ侵攻を見ますと前提条件が揺らぐ。

 一方で、北朝鮮が武力統一を考えず、核兵器を保有したまま南北統一を考える場合でも、核兵器を捨てられないという現実があります、それはやはりここでもウクライナ侵攻を北朝鮮が見ている為です。ロシアが世界を戦略核で脅しウクライナを戦術核で脅している事ばかりが注目されていますが、核兵器については1990年代のソ連崩壊をも見るべきです。

 アメリカは、しかし今後原則論として北朝鮮の核武装解除を進める事でしょう、しかし北朝鮮としては逆にウクライナ侵攻の現実を見ている訳ですので、ウクライナはソ連から継承した1000発以上の水爆をロシアに早々と移管した為に現状がある、核兵器を捨てたウクライナが二十五年後にロシアに侵略されている、核を捨てれば国が亡ぶ、こう見る筈です。

 北朝鮮としては原則論として核兵器を捨てられない、核兵器を廃棄したウクライナの現状を見ている訳ですのでこの不変の原則があるものの、その核兵器がアメリカを動かす事が出来なければアメリカとの交渉という、次に進む上で避けられない原則論ともぶつかりますので、今後も核兵器をアメリカ本土に到達可能な水準を強化することは不可避でしょう。

 日本としては難しい選択肢です。先ず、北朝鮮の核兵器放棄を求める姿勢は堅持せざるを得ません、しかし、その上で北朝鮮との今後の国際関係をどう展開するのか。例えば、韓国と北朝鮮の国際関係が接近に動いた場合の経済制裁継続の可否を含め、核兵器放棄を求めつつ現状維持を受忍し前進を模索するか、より厳しい制裁を期すのか、ということです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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