北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和四年度十一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2022.11.05-2022.11.06)

2022-11-04 20:11:47 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 十一月に入りまして、涼しくなったというよりも寒くなってきたという今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 国際観艦式は2002年に海上自衛隊創設50周年を記念し羽田空港沖で当時の小泉総理大臣が臨席の元、護衛艦しらね、を観閲艦として挙行されました。あれから20年、今年は海上自衛隊創設70周年となっています、この70周年という節目の年を記念するのが、10月11月と大規模に実施される国際観艦式、そして国際観艦式フリートウィークとなっています。

 自衛隊観艦式フリートウィークに関する情報です。フリートウィークは来週までとなていますが、今週も見過ごせない一般公開が行われますので是非ご検討下さい。なにしろ国際観艦式は2002年以来、観艦式そのものは非公開となってしまいましたが20年ぶりの各国艦艇集結です。そして今回の国際観艦式は一般公開される艦艇の港が非常に広いという。

 東京国際クルーズターミナル、横浜新港、横浜港大さん橋に山下埠頭、横須賀基地吉倉地区と横須賀船越地区、木更津新港がフリートウィークにて公開されるのですが、今週末公開されるのは横浜新港に横浜港大さん橋と山下埠頭、横浜港が国際観艦式でにぎわうということとなります。横須賀基地吉倉地区と横須賀船越地区は公開されないのでご注意を。

 横浜新港での一般公開は11月3日と同じ顔触れで潜水艦と護衛艦しらぬい一般公開、潜水艦の艦名は非公開ですので当日のお楽しみ、というところでしょうか、開放されるのは上甲板だけでしょうが潜水艦の上は中々歩けません、時間は0900時から1445時までとなっています、なお1415時で 受付終了、行列によっては受付まで時間がかかり御留意下さい。

 横浜港大さん橋での一般公開、護衛艦くまの一般公開が1000時から1430時まで行われます、なにしろ護衛艦もがみ型一般公開は初めてという最新鋭艦、これから海上自衛隊の数の上での主力となってゆく最新鋭の護衛艦、なお受付終了は1400時 ですのでこちらも時間にご注意を。護衛艦いずも一般公開は3日のみであり5日の一般公開は行われません。

 山下埠頭一般公開は護衛艦あたご、輸送艦くにさき、です。なにか夏の舞鶴展示訓練を思い出す一般公開ですが11月5日、時間帯が艦によって違うのでご注意ください、護衛艦あたご一般公開は0900時から1445時までで1415時に 受付終了、輸送艦くにさき公開時間は若干短く、0900時から1200時という午前中のみ、1130時に受付終了となっています。

 横浜港、一般公開される場所はそれ程離れていませんから、廻ってみるのはそれほど大変ではないでしょう、何しろ、先週は横須賀から木更津まで廻ったつわものが居たそうでして、たしかに横須賀駅から木更津行は出ているのですけれども、いやはやすごいなあ、と思いつつ、はて昔ならばそう、北大路機関もやっていた事なのかもしれませんけれども。

 横須賀基地は一般公開が行われないのか、こう思われるかもしれませんが、ヴェルニー公園や安針台公園に塚山公園、横須賀には高台がたくさんありますし、そして横須賀基地に入港している艦艇は過去にない程に多く、軍港めぐり遊覧船という選択肢もあります。中に入るよりも基地の街を散策しながら、ずらり並んだ艦艇を撮るのもなかなか貴重と思う。

 鎌倉に至る街道は高台を往くという横須賀の稜線には散歩道なども用意されていますので眺められる場所を巡る、というのも良いのかもしれません、そして日曜日は観艦式本番、乗る事は出来ないのですが、観音崎などから出航し入港する艦艇を眺める事も出来るでしょう。国際観艦式、海上自衛隊創設70周年を記念する観艦式です、愉しみたいものですね。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・11月05日11月06日1自衛隊国際観艦式フリートウィーク

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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北朝鮮相次ぐミサイル多数同時発射,飽和攻撃事案を考えれば膨大な迎撃ミサイル整備か有効な代替案が必要

2022-11-04 07:00:02 | 防衛・安全保障
■臨時情報-北朝鮮ミサイル
 乱れ飛ぶミサイルと鳴り響くJアラートという状況が国際観艦式で各国艦艇が日本に集う最中で展開している。

 ミサイル防衛か反撃能力か、反撃能力には通常弾頭で充分な抑止力を持つだけの膨大なミサイルを配備するか、議論さえ禁忌とされるニュークリアシェアリングのようなものを想定せねばならないのか。北大路機関としてはミサイル防衛強化を提唱するのですが、このところ連続した北朝鮮ミサイル事案を見ますとSM-3ミサイルを相当備蓄せねばならない。

 3日2100時頃、北朝鮮内陸部から弾道ミサイル3発が日本海に向け発射された、浜田防衛大臣が発表しました。弾道ミサイルは2134時と2139時及び2142時に発射、韓国軍合同参謀本部によれば弾道ミサイルは黄海北道の谷山付近から日本海に向け発射しています、夜間に入り三発のミサイル発射は驚かされましたが、この日は朝にも発射されていました。

 3日0740時頃、平壌近郊から弾道ミサイルが発射され、この時間帯は丁度横須賀基地の国際観艦式各国艦艇一般公開前の行列、核弾頭が、いま横須賀に着弾すればインド軍がアグニ核ミサイルで反撃してくれるのだろうか、通常弾頭であった場合でも豪州へB-52戦略爆撃機展開が早まるのだろうなあ、こんな事を考えていたら0800時のサイレンが鳴り驚いた。

 3日0740時の弾道ミサイルはICBM大陸間弾道弾の発射実験に失敗した可能性があるとのことで、これは高度1920kmと云う高度に上昇した後760km飛翔した先に突如レーダー上から捕捉できなくなったとの事で、当初は不規則軌道を採る極超音速滑空兵器実験かと考えられましたが、情報解析後、上昇段階で再突入体ごと爆散した実験失敗とされている。

 2日、前日の北朝鮮ミサイル実験は20発以上、27発乃至28発が立てつづけに発射されたという、過去にない連続発射事案であり、有事の際の飽和攻撃という懸念を強くさせる概況です。一方、飽和攻撃には充分な迎撃ミサイルを配備する事で対応できるのかもしれませんが、特に一発撃ち漏らしたものが核弾頭型であった場合には、取り返しがつきません。

 日本は専守防衛であるべきという視座に立てば国民の理解を受けた上で迎撃能力を充分配備する、若しくは核攻撃に耐える公共核シェルターの建設や住宅建築にスイスが行う様なシェルター設置義務化という選択肢もあるのでしょうが、ドイツが堅持しているようなニュークリアシェアリングよりも、防衛費が嵩んででも専守防衛を維持するかは、いずれ国民に選挙で問わねばならない、のでしょうか。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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