北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

令和六年度十月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2024.10.26-2024.10.27)

2024-10-25 20:24:30 | 北大路機関 広報
■自衛隊関連行事
 今週末は政権選択を国民に問う衆議院総選挙となっていますが併せて自衛隊行事も執り行われます。

 浜松基地エアフェスタ浜松2024、10月27日日曜日に挙行されます。第1航空団とともに航空教育集団司令部が置かれ、虎の子であるE-767早期警戒管制機を運用する警戒航空団が置かれていて、今年の航空祭ではブルーインパルスも飛行展示を行うという。浜松駅からシャトルバスが運行され、混雑しますが確実に移動することが出来ます。

 浜松基地航空祭の飛行展示は、0900時からT-4練習機とT-400練習機によるオープニングフライト、0925時からU-125AとUH-60Jによる救難飛行展示、そして0950時から浜松で無ければ見ることが出来ないE-767の飛行展示、1010時からF-15機動飛行と1035時からF-2機動飛行、二時間近い休憩をはさんで1240時からブルーインパルスが飛行する。

 滝川駐屯地創設69周年第10即応機動連隊改編5周年記念行事、10月26日と10月27日に執り行われます。第11旅団隷下の第10即応機動連隊は第10普通科連隊から改編を受け創設されています。第11旅団は戦車大隊を戦車隊に縮小改編していますが、第10装甲機動連隊も機動戦闘車隊ではなく機動戦闘車中隊という縮小編成を採っている点が特色だ。

 第10即応機動連隊改編5周年記念行事は、先ず土曜日に市内の滝川市ベルロードにて市街パレードを挙行、これは1040時から1400時まで予定、日曜日には駐屯地一般開放が行われ、記念式典と観閲行進、そして訓練展示まで執り行われます。16式機動戦闘車に96式装輪装甲車、戦車こそ配備されていませんが重厚な装備の展示が繰り広げられます。

 イージス艦みょうこう函館港艦艇広報、10月26日、10月27日、予定されています。入港しますのは函館港町埠頭というJR五稜郭駅から国道227号線を超えた先で、土曜日の一般公開は1300時から1600時まで、日曜日の一般公開は0900時から1200時まで。テポドン監視や不審船会場経緯坑道にインド洋派遣、函館地本は歴戦の艦として紹介している。

 輸送艇2号小名浜港艦艇広報、10月27日に予定されています。いわき市、場所はアクアマリンパークという小名浜港2号埠頭の施設で、一般公開の時間は0900時から1500時まで。輸送艇2号は海上自衛隊に残る最後のビーチング方式の輸送艦艇で、大きな輸送艦ではありませんが接岸して海岸線に直接物資を運ぶことが出来る最後の艦となっています。

 下総航空基地開設65周年記念行事、10月26日土曜日に執り行われます。下総航空基地、過去には航空集団司令部が置かれていた航空基地で現在は航空教育集団司令部が置かれている基地、厚木航空基地のアメリカ軍からの移管が行われるまでは、文字通り海上自衛隊航空部隊の中枢を担っていました。ここはいろいろな見所ある行事が行われ。

 下総航空基地記念行事では、飛行展示と地上展示などが行われるということですが、どの時間に飛行展示を行うかは基地HPにも記載が無く当日のお楽しみ、ということでしょうか。そしてもう一つ、ミニP-3C哨戒機によるASW対潜展示を実施します、魚雷までミニ潜水艦に向けて発進するという、これ、下総でなければ見られない面白い催し。

 姫路港ふれあいフェスティバル護衛艦いなづま一般公開、10月27日に開催されます。臨港公園に隣接している飾磨3号岸壁と4号岸壁にて開催され、海上保安庁巡視船きい一般公開に並んで護衛艦一般公開が行われます、ご当地アイドルも来るという。会場は山陽本線姫路駅からバスで10分、山陽電車飾磨駅からバスで10分で行くことが出来ます。

■駐屯地祭・基地祭・航空祭

・10月26日・10月27日:滝川駐屯地創設69周年第10即応機動連隊改編5周年記念行事
・10月26日・10月27日:イージス艦みょうこう函館港艦艇広報
・10月27日:輸送艇2号小名浜港艦艇広報
・10月26日:下総航空基地開設65周年記念行事
・10月27日:浜松基地エアフェスタ浜松2024
・10月27日:姫路港ふれあいフェスティバル護衛艦いなづま一般公開

■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
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ウクライナ情勢-トレツクとクルホフの激戦と戦略要衝ケルチ海峡大橋,黒海穀物回廊民間船への攻撃

2024-10-25 07:01:53 | 国際・政治
■防衛情報-ウクライナ戦争
 戦闘は伝統的な野戦の様相という。

 トレツクとクルホフが激戦となっています、ISWアメリカ戦争研究所10月14日付ウクライナ戦況報告によれば、ウクライナ軍はトレツク地域においてロシア軍陣地を奪還、たいしてロシア軍はクルホフ方面、これはドネツク市西方に位置するのですが、ここで縮小大隊規模の攻撃を実施、具体的には戦車5両と装甲車25両が攻撃に参加したとのこと。

 クルスク戦線ではロシア軍はコレネヴォとスジャ周辺を奪還したとしていますが、ISWではロシア軍の前進を確認していないとしています。ただ、こういた未確認の情報があるとしながらもクルスク州のウクライナ軍占領地の46%を既に奪還したと視覚情報により確認しているとも付け加えてます。またウフレダールでも前進を続けているという。■

 ロシア軍は10月に入り四度目となる停泊中の民間船舶への攻撃を実施したとのこと。これはISWアメリカ戦争研究所が10月14日に発表したウクライナ戦況報告に記されていたもので、今月5日に初めて民間船舶を攻撃し、これに続いて四度攻撃が繰り返されたとのこと。ロシア軍は航空機や無人機、巡航ミサイルを港湾攻撃に用いている。

 黒海における外国船籍の船舶への故意の攻撃が行われる背景として、ロシア側はウクライナの戦闘を支える黒海穀物回廊、この維持に関する各国の支援にミサイル攻撃を行うことで民間船舶の航行へ影響を与えることで経済的にウクライナを停戦交渉に追い込む圧力の一環として実施されているとISWはロシア側の意図を分析しています。■

 ロシア海軍はケルチ海峡大橋の防衛に高い優先度をあたえている。ISWアメリカ戦争研究所10月14日付ウクライナ戦況報告によれば、ウクライナ海軍のプレテンチュク報道官の発言を紹介していて、ケルチ海峡防衛にはロシア国内のほかの石油関連施設といった重要インフラよりも防衛システムを優先的に配備していると発言しています。

 ケルチ海峡大橋防衛に、現在ロシア軍は海軍艦艇を運用していないとも付け加えていて、このはいけいにはウクライナ海軍艦艇、おそらく無人艇による攻撃、によりロシア海軍艦艇はケルチ海峡大橋周辺では安全に運用でき無い状態となっており、障害物設置や空軍による警戒監視が橋梁の防衛手段になっているとのことでした。

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