北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G7X撮影速報】舞鶴基地新護衛艦やはぎ&あがの(2)ヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが入渠中(2022-09-07)

2024-10-20 20:24:15 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■ひゅうが入渠中
 はるな、一昔は舞鶴と云えば護衛艦はるな停泊というのが定番の光景でしたが世代交代が進んで横須賀から護衛艦ひゅうが転籍ののち今に至る。

 ひゅうが。そう、ひゅうが。この日は舞鶴最大の護衛艦であるヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが、その定期整備での入渠が行われている段階でした。実はこの翌週に舞鶴オータムフェスタが予定されていたのですが、ひゅうが入渠をここでみてしまうとね。

 ヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが、満載排水量19000t、そしてなにより全通飛行甲板、なんど見学してみてもいいなあと思える護衛艦なのですけれど、オータムフェスタで見学できないことがこの状況で一目瞭然ですので、オータムフェスタでみれないとなると。

 舞鶴オータムフェスタ、艦これコラボなどもおこなわれまして活況ではあったと謂うことは伝え聞くのですが、ことしはわたしはいいかな、というように思いました背景はこの情景とともに。艦隊に復帰した時点でもういちどこの遊覧船にのりたいもの。

 満載排水量19000t、この護衛艦が建造された当時はかなり大きく感じたものですが、いずも型護衛艦の満載排水量が27000t、F-35B搭載改修によりさらにもう少し排水量が増大していますので、見た目も大きくなり、ひゅうが型も小ぶり感がでたようにも。

 F-35B戦闘機運用には過小であると評価されてしまい、F-35B搭載改修は行われないことになっているのですが、実のところこの規模の護衛艦の数を建造して増やしていった方が、必要な祭に部隊を集中し局地防空能力を高めるなどの選択肢がとれるよう思う。

 せとぎり、1990年に竣工した護衛艦です。おもえば今年で竣工34年、護衛艦はるな退役の時代を考えると驚くほどに長期の運用となっています、もっとも、はるな、蒸気タービン艦であり配管老朽化が懸念されましたが、あさぎり型はガスタービン艦だ。

 あさぎり型護衛艦、海上自衛隊では最後の三段ベッドを採用した護衛艦です、居住性を2020年代の視点からはかなり制限しているように思えるのですが、あの頃は今ほど護衛艦は遠くに行きませんでしたし、護衛艦よりも周辺情勢が変わってしまったか。

 定期整備が行われていまして、これから塗装も美しくなるのでしょう、が、最近痛感するのは、護衛艦が世これているように思えること、錆が目立つのだ、それも近づかなくともかなり遠くから見た場合でも塗装のあらが目立ち、しかも舞鶴だけの話ではない。

 錆が目立つのは、昔、というよりも海上自衛隊に余裕があった時代には停泊中に時間を見つけて塗粧作業を行っていましたので、航海中の期間が長くなったのか、乗員が作業する余裕が無いほどに代休確保を任務増大で迫られているのか、ということ。

 はるな、2003年に、つまり20年以上前、インド洋海上阻止行動給油支援任務派遣から帰国した直後の様子をみまして、錆が目立つので綺麗になってから撮影してほしい、と広報の方に苦笑されたのを思い出しますが、その写真と比べても今の護衛艦全般は汚れ。

 無人機でもつかって塗粧作業を行うことは出来ないだろうか、汚れていても任務にしようが無ければいいのではないか、といわれるかもしれませんが、汚れの原因が錆であるならば船体が腐食しているのです、塗料は船体を腐食からまもるためのもの。

 遊覧船は、造船所、いまは造船では無く整備に特化していますが、このあたりを一巡りしました上で、いよいよ北吸岸壁、護衛艦がずらりと停泊している目の前へと向かうことになるのですが、もがみ型護衛艦がもう目の前に並んでいて、最新鋭を感じるのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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【G3X撮影速報】春日井駐屯地創設57周年記念行事(4)第10後方支援連隊の観閲行進(2024-07-07)

2024-10-20 20:00:57 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■第10後方支援連隊
 観閲行進は続く。

 第10後方支援連隊第1整備大隊本部、後方支援連隊というのは2000年代初頭の師団改編によりそれまで独立していた武器大隊とかいくつかの支援職種の部隊を編ごうして連隊としたためですが、結果的に車両に明示される部隊の略称が長くなったよう思う。

 パジェロにものすごい反射が。G3Xで撮影していて、G3Xはファインダーなんてついていませんから、あとで画像を確認したときに、おお、何これ、と驚いたわけです。これだけ光っているのも珍しいというか、真夏の灼熱の太陽をどうしてもこれで思い出す。

 火車とあるのは第1整備大隊火器車両直接支援中隊、戦車はないので機動戦闘車とか火砲は方面特科連隊に持って行かれたので重迫撃砲とかを整備する各部隊の整備小隊が行う以上の整備などを行うための中隊となっています、火の車というわけではない。

 補給隊の3-1/2tトラック、さんとんはん、と読むのですが昔は73式大型トラック、と呼称していた、けれどもナントカ式とつけると制式要項を超えた、エンジンや排気系の改良型が製造しにくくなるため、制式化ではなく部隊使用認可に切り替え、この名称に。

 燃料輸送車、これが無ければ話にならない、重要な装備なのですが、かんがえてみると第10戦車大隊が今年三月に廃止改編され戦車が全部無くなってしまいましたので、燃料を大量に消費する戦車が無くなると燃料所要も減ったのかなあ、なんて考えてしまう。

 輸送隊の隊本部、驚くなかれ1980年代までは普通科連隊は連隊と師団輸送隊のトラックが無ければ自動車化されていない、完全な歩兵師団型の編成をとっていた、日本の地形は複雑だからという理由なのですが。考えれば自動車化されただけでも進歩なのかなあ。

 衛生隊の1-1/2t救急車が2両、行進します。医師法のもんだいから応急措置を救急車では行えず、見て驚くのは車内ががらんどう、完全な包帯所にあたる応急措置をおこなう場所まで輸送するための手段でしか無いということ、心電図くらいはとおもうのだが。

 野外手術システムが続く。こちらは日本独自の装備で米軍には無い装備といい定期的に米軍の高官が視察する装備です、師団段列地区で重傷者も数日は死なない程度の手術を行い、後方に搬送する。アメリカでは彼らはヘリコプターでダストオフしますから。

 救急車は今後装甲化の計画もあります。救急車はジュネーブ条約で守られていますが、ロシア軍のウクライナでの行動を見ると守るつもりは無いようだ、そういう連中には軽MATをお見舞いするにしても、砲弾の曳火射撃などはよけてくれないのは事実です。

 野外手術システム、ここまで救急車が負傷者を安全に搬送するには、例えば82式指揮通信車のような車内容積に余裕がある装甲車両を装甲救急車とするほかない。パトリアAMV装甲車の救急車型も理想的ですが、あれ、96式装輪装甲車の五倍のお値段ですよ。

 観閲行進はこんな感じで無事終了しまして、災害派遣展示へ10tダンプが並ぶ。こんかいは野戦の戦闘訓練展示ではなく災害派遣展示という。熱中症の患者を搬送する展示、ではなく震災を想定するようですが、もうこの気温で災害なのではないかと思うのです。

 音楽隊の演奏、夏服だ。考えてみると自衛隊行事でここまで真夏の厳しい時期に行われるのは夏祭りか富士総合火力演習、最近はこれも五月に行うほど、新制服の夏服で音楽隊の演奏、というのはちょっと目新しいかな、と思ってしまいました、それほどに、あつい。

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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-下京,駅前イタリアンで頂くペスカトーレは海鮮のパスタ

2024-10-20 18:11:09 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 オーバーツーリズムに見舞われる京都ではちょっと探してみますとなんとかこれ手頃の範疇に入るかなというお店を案外簡単に見つけられる。

 京都駅、舞鶴にも呉にも新幹線や特急で結ぶ巨大なターミナルではあるのですが、中心部は阪急電鉄、中心部に隣接する京阪線までも若干離れていまして、繁華街はあるのですがアーケードなどはなく雨天の際にはちょっと右往左往してしまう駅前だ。

 駅前は、しかし駅の伊勢丹とともに昔は近鉄百貨店が並ぶなど百貨店銀座の様相を示しまして、もちろんちょっと予定を変更してでも立ち寄りたい、おいしいお店というのも数多くあります、今回のQUATROさんもその一つ、気軽なワインBARとしてもランチでも。

 ランチタイムから、いきなりワインをといきたいところですがこれはちょっと我慢、しかしサラダで健康的にビタミンと健康に意識しているのだぞと自分への言い訳を兼ねまして、しかしレタスの独特の風味、青さが味になったような食感を素直に愉しみます。

 パスタはペスカトーレだ、麺類というのはいろいろあります、ただ不思議なのは消化が良いのかお米ほどはらもちはよくない一方で、滅茶苦茶疲れていて食欲が無いときにもしっかりと口に運ぶと食欲まで創造してくれて、気力を回復するまでやってくれるのだ。

 ペスカトーレは海鮮のパスタで、アサリにムール貝にイカさんなんかがトマトソースに絡まって行儀良く並んでいる、トマトの酸味とともに貝は煮ても焼いても出汁を閉じ込めているので、咬んだ瞬間の弾ける風味がしゅわっとソースと調和し、おいしいね。

 アイスティーを。念のため謂うがロングアイランドアイスティーではない。ベルガモットの香りを託したアールグレイの冷たさは、もう秋のはずなのに平成初期の夏を思い出すような暑気が残るところですので、透き通るような、ブルーアーカイブのような。

 QUATROさん、下京区東塩小路街の、そう関電京都ビルの交差点の隣で店を出れば京都駅ビルが見える立地です。ただ、注文がスマートフォン経由でわたしのiPhoneがちょっと古くて上手く繋がらず、そろそろケータイ買い換えないとなあとおもい駅へ向かいました。

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【京都幕間旅情】JR西日本87系気動車,TWILIGHT EXPRESS-瑞風クルーズトレインの京都駅到着

2024-10-20 07:00:15 | コラム
■JR西日本87系気動車
 電光掲示板を観たら瑞風がもうあと19分で到着するという事だったのでちょっと待つかということにしてみた。

 TWILIGHT EXPRESS 瑞風、87系気動車が京都駅に到着しました。昔は札幌と大阪駅を結んでいた寝台特急がトワイライトエクスプレスという愛称とともに、お昼時にEF-81電気機関車に牽引されて京都駅に到着、旅情を誘っていたのですけれども。

 トワイライトエクスプレスは、とうじは旅客機に比べて高く感じましたので北海道までは空路で飛んでいたのですが、今思えばもったいないことしたなあ、と、2015年の運行終了、最後の二年間は簡単に切符がとれないほど混雑しつつ、思ったもの。

 クルーズトレインとしてのTWILIGHT EXPRESS 瑞風、この日の運行は下関駅から京都駅まで一泊二日で移動するもの。寝台特急ならば一晩で移動できる距離なのですけれどクルーズということで宮島や尾道という観光地を途中下車できるダイヤグラムが組まれて。

 寝台特急というのは、目的地への移動手段を快適に、そう寝台特急あさかぜ号のころから殿様列車といわれた所以、移動手段であったのですが、クルーズトレインとなりますと、移動では無く乗車そのものが目的になるという、時間をたのしむもの。

 87系気動車、クルーズトレインと謂うことでA寝台が基本なのですがそのA寝台というのも利用料金は、気軽に目的地の近くで途中下車してそのまま、というには、かなり、CANONの白レンズが普通に買えるお値段ですので、なかなかにお高い。

 WEST EXPRESS銀河、今の季節は下関と京都駅とを特定日に運行してくれているのですが、これなんかが毎日、下関と京都を結んでくれるならば、昔の寝台特急のように移動手段として、気軽に利用できるのになあ、とか考えてしまうのですよね。

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