北大路機関

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【京都発幕間旅情】近鉄80000系電車特急ひのとり,ビジネス特急に上品質なサービス

2024-02-18 07:00:20 | コラム
■特急ひのとり
 名古屋と大阪を結ぶ近鉄特急ひのとり。

 近鉄80000系電車特急ひのとり、2020年に運行開始となりまして要するにCOVID-19新型コロナウィルス感染症最初の年に鮮烈なデビューを飾った特急電車なのですが、これまでにない近鉄特急の、しかし革新的という意味では近鉄特急の伝統を受け継ぐ車両です。

 ひのとり、全面展望車を敢えて車両全体をハイデッカー構造ということで先頭車に展望を供するとともに、車内にはカフェスポットや多目的ベンチスペースとプレミアムシートに、サービスは角ではないが上品質なものを備えて、移動する際に選択肢、を高めているのだ。

 近鉄21000系電車、近鉄は1989年にアーバンライナーとしてこの車輛を名阪特急に投入していて、ひのとり導入はアーバンライナーの後継車両という位置づけとしたものですが、アーバンライナーそのものが、サービスを過度とせずビジネス特急に徹した設計でした。

 アーバンライナーは、近鉄特急が最も追いつめられたのが1975年といい、国鉄運賃が値上げ前の時点で名古屋から新幹線で新大阪まで1770円という時代があり、この頃に近鉄特急は1600円で所要時間は倍という時代を背景に無理な二階建てなどを排し設計されたという。

 近鉄1200系電車、近鉄は特急以外で名古屋から大阪まで移動しようとしますと接続がJRの東海道本線と比較して悪い部分が有るのですが、対して近鉄特急は、新幹線が運賃値上げとなりました一方で近鉄は割引制度などを充実させる事で旅客需要にこたえたかたち。

 急行については、しかし一編成の車両をクロスシートかLCカーの車両とロングシートの車両を連結するように努めて編成していまして、名古屋と大阪の移動はともかくとして、近郊都市間の移動はゆったり移動できるように配慮されているのも、おもしろいところです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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