北大路機関

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【総火演2021特集-第五回】富士総合火力演習ライブ映像実況擬似再現の後段演想定島嶼防衛

2021-06-20 20:20:58 | 防衛・安全保障
■ライブ配信!富士総合火力演習
 旅をしない旅番組の様なライブ映像配信実況を元に過去の写真を添付した擬似総合火力演習は今回が最終回です。

 富士総合火力演習後段演習はシナリオ仕立てで、島嶼部防衛という題材が後段演習の新しい定番となっているのですが、富士学校には水陸機動教導隊はありませんし、ここまでの重装備を確実に輸送できるのか、総火演は本土有事想定に特化してはともおもう。

 AAV-7,画面越しではわかりにくいが6両か8両みえたようにも。上空へはAH-1S対戦車ヘリコプターが警戒と援護に、その支援下でこんどはUH-60JA多用途ヘリコプター、そしてCH-47JA輸送ヘリコプターが続々と降着へ。先遣小隊はCH-47とUH-60の空中機動です。

 CH-47とUH-60の空中機動ですが、そのさなかにもAH-1Sが20mm機関砲を射撃し敵を制圧する。AH-1Sは2機、ここまで多用するのであればAH-64Dの調達中断ののちに対戦車ヘリコプターの減勢は問題といえましてAH-64Eを40機程度配備できないかと感じる。

 汎用軽機動車、2両が初参加、パジェロよりも小型で富士総合火力演習には初参加、佐世保ではまれに見られる様子という、見てみたい新装備だ。っほんらいはここで空挺団が空挺降下するというのですが、悪天候で、という。それならばヘリボーンとしてはとも思う。

 第1ヘリコプター団の輸送ヘリ支援をうけヘリボーンとしてはとも思う。戦闘は、さて攻勢転用へ。87式偵察警戒車と16式機動戦闘車が展開してきます、そして軽装甲機動車も、軽装甲機動車からは60mm迫撃砲が展開しているようで、偵察火力は充実してきました。

 105mm砲と25mm機関砲と60mm迫撃砲が偵察戦闘大隊の火力という、なるほどこれだけの装備でたたけば、従来の偵察隊の25mm機関砲だけの威力偵察よりは、多少は敵の前衛を突破できるのかな。偵察隊は反応から敵戦車などを発見したという想定となりました。

 偵察隊は敵戦車などを発見したという想定、この浮動した状況を受け偵察オートバイはさらなる状況解明へ前進するとともに、富士教導団はNEWSの電子支援とともに火力戦闘を開始します。MLRSなども参加する想定です、ただMLRSは射程が非常に長いという。

 MLRSは実際に撃つと東京まで届いてしまうのでライブ映像でのみの参加です。96式多目的誘導弾がここで実弾射撃を行う。敵防空火器を破壊し、敵損耗と我の損害などを把握したうえで、敵残存勢力へ機甲教導連隊とともに増強戦車中隊を続々と展開してきました。

 攻撃準備射撃とともに障害処理を準備します。89式装甲戦闘車と74式戦車が支援へ展開する、74式戦車、そういえばロシアでは旧式のT-62は最後に歩兵支援用へ重宝されたと聞く。92式地雷原処理車が障害処理を実施、その支援へ74式戦車が105mm砲を放つ。

 74式戦車が105mm砲を放つ。89式装甲戦闘車も35mm機関砲を放つ、ライブ配信では一眼レフや一眼カメラのシャッター音が目立つ。89式装甲戦闘車と74式戦車はほぼ混成小隊を構成しているような印象を受ける展開でした。これ、一つの運用方法なのかなとも。

 89式装甲戦闘車と74式戦車はほぼ混成小隊を構成しているような2両で一組の陣地進入を行い、そして射撃していました。4両の小隊が各1小隊、これが2両づつ4両で二カ所の射撃陣地からという、もっとも通信の放送では指揮系統はわかれているようでしたが。

 そしてようやくMBRS、92式地雷原処理車が70MCこと70式地雷原処理装置とともに。MBRS,もともとはMCVとよばれていましたが、これは機動戦闘車にもっていかれたかたち。悪天候なので地雷原処理の爆破は衝撃波が目立つなあ。映像でも迫力がありますね。

 戦車用通路は70MCの人員用通路に沿って梱包爆薬で啓開する、しかしこの作業は危険すぎるため梱包爆薬運搬はそろそろロボットに任せるべきではないのか、と思う。特科の攻撃準備射撃へ、続いて攻撃準備支援射撃は74式戦車による105mm砲の正確な射撃です。

 74式戦車は車体傾斜装置により地形防御を活かすことで活躍しているのですが、そろそろ徘徊式弾薬への警戒が必要とおもう。対空警報赤状況が静岡県東部に。87式自走高射機関砲が35mm機関砲で敵ヘリコプターを射撃し撃破する。35mm機関砲は無人機にも有効だ。

 突撃命令が、戦車部隊を中心に発令へ。120mm迫撃砲、81mm迫撃砲の突撃支援射撃と74式戦車の105mm砲がくわわりそして特科部隊の火砲も。突撃支援射撃の開始だ。この支援下に90式戦車小隊が、普通科戦車協同で普戦同時突撃へ。このあたりから状況は動く。

 砲弾は三段山を中心に着弾し、白いHEの炸裂が衝撃波を生む様子は同時中継で示されていました。81mm迫撃砲の最終弾発射とともに突撃支援射撃は弾着5秒前の号令とともに90式戦車の小隊がなだれ込み、行進間射撃を行う、小隊集中射撃を続いて実施し展開する。

 打線へ戦車が、富士総合火力演習ではフィルム時代は兎も角デジタルカメラ時代となりますとこの時間帯はもうシャッターを押し続けるというものですね。続いてFV小隊が続行し、なにしろ車両は重なり合う動く瞬間の方が迫力は凄いのです。昔もそうでした、いまも。

 WAPC小隊もFV小隊へ続行します、黒の台へ突撃成功し、指揮官は続行部隊投入決心、ここで中隊は発煙弾を発射します、白リンが演習場を覆い、続行部隊の展開を受け、ここで状況終了の喇叭が響く。状況終了、こうして、富士総合火力演習は終了しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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