■一一五〇年目迎えた祇園祭
令和時代初の祇園祭に明日前祭山鉾巡行を迎えますが、どこから見れば良いのか、という為の参考にしていただければ、幸いですね。
祇園祭、本日が宵山です。前祭山鉾巡行に参加する山鉾が揃って電飾に仄かな灯りを示す三日間の夕べ。前祭り宵山は四条通大規模交通規制が行われました。そして明日は朝から山鉾巡行です。平日の旅情には平日の宵山情景と共に明日の山鉾巡行を考えてみたい。
八坂神社の神事である祇園祭、山鉾巡行は八坂神社からの御輿が疾病祓いを祈念し神幸祭へ巡幸するに先立ち、先祓いの神事として勇壮な山鉾が曳かれる祭事です。梅雨の異常日照不足は猛暑か冷夏という気象に至る歴史が多く、疾病祓いはやはり大きな関心事の一つ。
前祭り山鉾巡行、基本的に経路は同じなのですが行程が従来とは違っています。ただ、撮影位置は御池通界隈か河原町通界隈か四条通界隈、となる。“コ”の字を描き中心部を曳かれてゆきますので、小走りに随伴するように山鉾巡行の撮影位置を換える事も出来ますね。
御池通での山鉾巡行撮影は、祇園祭の長い経路に在って最も道幅の広い経路であり、アーケード等も無く、一種大空が開けた構図から撮影する事が出来ます。ただ、難点は山鉾巡行の最中に横断歩道が基本通行止め、烏丸御池と河原町御池の地下道が重要な位置づけだ。
御池通りは繁華街よりもビジネス街という面持であり、言い換えれば撮影に東奔西走してみますと案外に休息できる場所が少ない。熱中症には気を付けたいところですが、烏丸御池駅から京都市役所前駅まで地下鉄東西線を利用し一挙に躍進するという経路もあります。
河原町通での山鉾巡行撮影、街路樹が少々接近しますので真横から一つ一つ山鉾を撮影する構図か、早めに最前列から広角で山鉾の一群を撮影する事となります。ここは御池通の経路よりも短いですが、横断できる地下道が無く、東側では決めた撮影位置変換が難しい。
四条通は山鉾巡行を撮影するに適した立地です、こういいますのも四条通は阪急地下道という四条河原町から四条烏丸までの地下道が通っていまして、地上が混雑しようとも移動ができますし、何より地下道経由で潜れば南北の横断が非常に容易となっているのですね。
四条通は歩道拡幅が行われまして、これが山鉾巡行の撮影位置を広くしたとも、撮影が難しくなったとも評価が分かれるところです。ただ、繁華街ですので休息や軽食と補給に移住、最後のは別としましても熱中症に至らず目一杯撮影するには適所といえるでしょう。
大回し、四条河原町と河原町御池では大回しという山鉾の方向転換が行われ、此処が勇壮なのですが祇園祭山鉾巡行の象徴的情景でもあり、迫力を記録すべくに多くの写真愛好家が集います。少し離れた場所から脚立があれば便利なのでしょうが、という程に混みます。
京都中心部を沸かす祇園祭、前祭と後祭に分かれています祇園祭、明日は前祭り山鉾巡行となっています。実のところ少し前から二回に分けて実施するようになっていまして、実は少々慣れていません。観艦式だって前観艦式と後観艦式に分ければ規模は半分ですよ。
山鉾巡行は、恰も護衛案の単縦陣のように迫力がありましたし、これが前祭りと後祭りに分けられますと、何でも高齢化で視る事が大変になったので時間を短縮させたという理由ですが、何しろ一回当たり半分では迫力がありません、この規模ならば他にもありますし。
令和時代、ともあれ令和時代初の祇園祭の前祭の最高潮です。流石に水曜日の平日は行けないよ、という方には後祭りの宵山と山鉾巡行も、実は大半が平日なのですが、まだ続きます。それでも京都市中心部が全体で博物館と美術館の如く彩られる祭事、一見をお勧めしたい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
令和時代初の祇園祭に明日前祭山鉾巡行を迎えますが、どこから見れば良いのか、という為の参考にしていただければ、幸いですね。
祇園祭、本日が宵山です。前祭山鉾巡行に参加する山鉾が揃って電飾に仄かな灯りを示す三日間の夕べ。前祭り宵山は四条通大規模交通規制が行われました。そして明日は朝から山鉾巡行です。平日の旅情には平日の宵山情景と共に明日の山鉾巡行を考えてみたい。
八坂神社の神事である祇園祭、山鉾巡行は八坂神社からの御輿が疾病祓いを祈念し神幸祭へ巡幸するに先立ち、先祓いの神事として勇壮な山鉾が曳かれる祭事です。梅雨の異常日照不足は猛暑か冷夏という気象に至る歴史が多く、疾病祓いはやはり大きな関心事の一つ。
前祭り山鉾巡行、基本的に経路は同じなのですが行程が従来とは違っています。ただ、撮影位置は御池通界隈か河原町通界隈か四条通界隈、となる。“コ”の字を描き中心部を曳かれてゆきますので、小走りに随伴するように山鉾巡行の撮影位置を換える事も出来ますね。
御池通での山鉾巡行撮影は、祇園祭の長い経路に在って最も道幅の広い経路であり、アーケード等も無く、一種大空が開けた構図から撮影する事が出来ます。ただ、難点は山鉾巡行の最中に横断歩道が基本通行止め、烏丸御池と河原町御池の地下道が重要な位置づけだ。
御池通りは繁華街よりもビジネス街という面持であり、言い換えれば撮影に東奔西走してみますと案外に休息できる場所が少ない。熱中症には気を付けたいところですが、烏丸御池駅から京都市役所前駅まで地下鉄東西線を利用し一挙に躍進するという経路もあります。
河原町通での山鉾巡行撮影、街路樹が少々接近しますので真横から一つ一つ山鉾を撮影する構図か、早めに最前列から広角で山鉾の一群を撮影する事となります。ここは御池通の経路よりも短いですが、横断できる地下道が無く、東側では決めた撮影位置変換が難しい。
四条通は山鉾巡行を撮影するに適した立地です、こういいますのも四条通は阪急地下道という四条河原町から四条烏丸までの地下道が通っていまして、地上が混雑しようとも移動ができますし、何より地下道経由で潜れば南北の横断が非常に容易となっているのですね。
四条通は歩道拡幅が行われまして、これが山鉾巡行の撮影位置を広くしたとも、撮影が難しくなったとも評価が分かれるところです。ただ、繁華街ですので休息や軽食と補給に移住、最後のは別としましても熱中症に至らず目一杯撮影するには適所といえるでしょう。
大回し、四条河原町と河原町御池では大回しという山鉾の方向転換が行われ、此処が勇壮なのですが祇園祭山鉾巡行の象徴的情景でもあり、迫力を記録すべくに多くの写真愛好家が集います。少し離れた場所から脚立があれば便利なのでしょうが、という程に混みます。
京都中心部を沸かす祇園祭、前祭と後祭に分かれています祇園祭、明日は前祭り山鉾巡行となっています。実のところ少し前から二回に分けて実施するようになっていまして、実は少々慣れていません。観艦式だって前観艦式と後観艦式に分ければ規模は半分ですよ。
山鉾巡行は、恰も護衛案の単縦陣のように迫力がありましたし、これが前祭りと後祭りに分けられますと、何でも高齢化で視る事が大変になったので時間を短縮させたという理由ですが、何しろ一回当たり半分では迫力がありません、この規模ならば他にもありますし。
令和時代、ともあれ令和時代初の祇園祭の前祭の最高潮です。流石に水曜日の平日は行けないよ、という方には後祭りの宵山と山鉾巡行も、実は大半が平日なのですが、まだ続きます。それでも京都市中心部が全体で博物館と美術館の如く彩られる祭事、一見をお勧めしたい。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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