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【京都発幕間旅情】丸岡城(福井-坂井)丸岡古城まつり準備と小松基地航空祭と中部方面隊創設記念伊丹駐屯地祭

2023-10-26 07:00:50 | 旅行記
■丸岡古城まつり前夜
 74式戦車を選ぶことにはなるのですが、五万石パレードが丸岡で行われる日に伊丹では第3戦車大隊に第10戦車大隊と第13戦車中隊と第14戦車中隊のマークが揃う事に、

 福井藩の福井城支城であった丸岡城ですが、福井藩がお家騒動で二分され徳川家康が調停の乗り出す“福井騒動”が起こりますと、城主であった本多成重は、福井藩が減封となることとなり、この為に丸岡城の一帯を丸岡藩として独立することとなりました。

 本多成重の丸岡藩は元禄年間に数えて四代目の本多重益、お家騒動が起こりまして改易となります。そして当地には有馬清純、越後国糸魚川藩の有馬家が五万石で入場することとなり、ここから幕末まで、有馬家の丸岡藩としてようやくこの北陸の地は安定期を迎える。

 有馬清純、安土桃山時代には有馬晴信がキリシタン大名として有名ですが江戸時代には日向国延岡藩五万三千石の藩主でした、けれども農民逃亡が相次ぎ改易となり越後国糸魚川藩五万石へ、それが丸岡藩へ、1691年と1695年と相次ぐ引越しを経て当地へ。

 日向国延岡藩から色々あって丸岡藩へ、急に寒い場所になって大変だろうなあ、とちょっと考えてしまうのですが二代目藩主有馬一準の時代に、それまで外様大名という扱いであった有馬家でしたが、丸岡藩は外様大名から譜代大名となり、領地経営には成功した、と。

 丸岡古城まつり。わたしがこの城郭を探訪しましたのは、まさにこの週末に祭事が執り行われるという祭りの準備の最中というちょっと騒々しさの中に好奇心がわくような、舞台裏を舞台の組み立てが覆い隠す直前を眺めることができました。飲食店も大忙しで。

 十月の最初の週末、土曜日と日曜日に執り行われる丸岡古城まつり、そうかならば是非本番を、とこう意気込みたいところなのですが、肝心の丸岡古城まつりはもう一つの大きなお祭りであります小松基地航空祭がお隣、その前日展開に探訪したという背景があり。

 小松基地航空祭、2023年はブルーインパルス飛行展示が行われないのですけれども、福井県坂井市のこの城郭から、そうブルーインパルスであれば飛行展示の一部も望見できるのかなあ、と思ったりします。そしてお祭りは土曜日と日曜日におこなわれるというが。

 中部方面隊創設記念伊丹駐屯地祭、今年は土曜日に小松基地航空祭と日曜日に痛み駐屯地祭という日程で、昔はこれくらいどうとでもなかった、帯広駐屯地祭の翌日に南恵庭駐屯地祭に行ったり、豊川駐屯地祭と浜松基地航空祭を掛け持ちしたりしていましたけど。

 古城まつりをゆったり見ていられないのは残念だなあ、と思いつつ、ちょっと時期が悪かったよねえ、何しろ今年は、過去に無いほど平日の小松基地にイタリア空軍だ、オーストラリア空軍だと出かけ、伊丹では方面隊最後の74式戦車へのお別れの行事になるゆえ。

 五万石パレード、祭事は先ず武者装束に扮した市民による観閲行進、じゃない、歴史パレードを行い、人形山車や子供大名などなど楽しそうな行列がこの丸岡城の城郭を構成する縄張りとともに城山の周りをぐるり巡る。一周は長くもなく短くもないちょうどよさ。

 総踊り、からくり人形山車巡行、丸岡古城まつりでは様々な催しが行われます。そしてこの日も前夜祭ということで、広場では野外映画館が予定されているといい、キッチンカーなどがビールやお酒の準備を進めていました、ちょっと気にはなりましたが、時間が、ね。

 野外映画館、航空祭と日程が重なっているのが惜しいなあと思いつつ準備の様子という活気の中で近くのカフェーにてドライカレーを頂きました、なにしろ金曜日なのですから。城郭、それは大きくなくとも、存在感だけで街の団結を生むのだなあ、と感心しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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