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京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【京都幕間旅情】叡山電鉄800系電車,叡山電鉄700系電車から二両基本編成への長大化と他社連絡

2024-11-10 07:00:52 | コラム
■叡山電鉄
 紅葉名所が沿線に多いだけに夏の情景は早いうちに掲載しておかなければ季節外れとなってしまう。

 叡山電鉄800系電車、1990年より運用開始となりまして、考えればもう34年というけっこうな運用実績を積んでいます。二両編成の叡山電車、もともと叡山電鉄は旅客需要の低下に悩んでいたところ、京阪電鉄の延伸、鴨東線の開業という出来事があった。

 800系は従来、700系電車などが旅客需要の増大、鞍馬の火祭などが一例ですけれど、ここに連結して輸送力を増強していましたが、800系電車からは両運転台ではなく永久連結の片側運転台方式を採用することとなったのですね。旅客需要増大をうけて。

 京阪電鉄と出町柳駅で連絡できるようになりまして、このために輸送実績が倍増するという、沿線開発はもちろん観光輸送の旅客需要増大というものもあり、鞍馬や比叡はもちろん沿線には寺社仏閣も多く、ここに京阪と連接出来る意味は大きかったという。

 宅地開発、大きなマンションが林立するような近代的な情景は、高さ条例などもありまして実現していませんが、叡電沿線は、しかし住宅地とまでは行かないものの、住宅の建築はこの十数年間を見ただけでも結構増えていると思う、1990年と比べればなおさら。

 叡電と京阪、もちろん相互乗り入れなどは、車両限界が根本から違いますからあり得ないことなのですが、接点を持つだけでもここまで代わってゆくのだなあ、と思う。叡電が京阪の系列にはいることで、たとえばホームに大阪方面、とも書けるようなりますし。

 鞍馬へ比叡へ。輸送力だけで見れば、一両から二両は二倍だけれども、湖西線のような長大な編成の車両などは考えていません。ただ、やはりほかの鉄道会社と結ばれるだけでここまでかわるのだなあ、というのは鉄道の繋がることの意義を、感じさせますね。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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