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【G3X撮影速報】岐阜基地航空祭2019,快晴にファントム機影眩しく大編隊(2019-11-10)

2019-11-30 20:12:31 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■令和元年岐阜基地航空祭
 天皇陛下祝賀御行列の儀が執り行われましたこの日は快晴とはこういうものだとの説明に用いられるほどの航空祭日和でした。

 F-15戦闘機にF-4戦闘機、そして退役が年度末に迫るRF-4戦術偵察機が並びます。PowershotG3Xの28-600mm光学ズーム性能を最大限活用し撮影しますと圧縮効果で情景を収める事が出来ました。実は此処、北側会場から南側会場へ向かうシャトルバス乗場だ。

 岐阜基地航空祭2019、伊吹山の広大な風景と共に遂に先端技術実証機X-2が格納庫というベールを脱ぎ白日の下に歩みを進めました。長年、角度を変えて防衛装備庁格納庫内に展示されていました先端技術実証機X-2の全周展示、今年の航空祭も、良い事がありそう。

 機動飛行へ離陸するF-15戦闘機、PowershotG3Xでの撮影です。最近のコンパクトデジタルカメラの性能は凄い、と言いたいところですがPowershotG3Xの発表は2015年6月、PowershotG3Xmark2のそろそろの発売をCANONにはお願いしたいところですね。。

 F-2戦闘機、EOS-7Dmark2に世界最高の望遠レンズ300mmF2.8ISを取り付けて撮影しつつ、そのEOS-7Dmark2にPowershotG3Xを連結して、EOS-7Dmark2のファインダーで戦闘機を追いつつPowershotG3Xmark2はレリーズでシャッターを操作し撮った写真です。

 F-15戦闘機とF-4戦闘機の編隊飛行を。この撮影位置は岐阜基地正門に近い滑走路から見ての南側地区です。航空祭のメイン会場は格納庫や管制塔に航空機が並ぶエプロン地区にあり、此処が北側会場と呼ばれているのですが、滑走路側の飛行展示が全て逆光となる。

 F-4戦闘機、戦闘機が青空を自由自在に機動する様子、南側会場では順光で撮影できるのです。逆光ですと航空機は影しか映りませんし快晴の日にも太陽にカメラを向けての逆光撮影では空は何もない灰色の空間しか浮かびません、全部の写真がそれでは流石に残念です。

 F-15戦闘機が旋回し逆光の方角から進入する、逆光ですと航空機は影しか映りませんと説明しましてもなかなか実感がわかない方が多いようですが、要するに全部こんな形で航空機機影が黒くなってしまう、ということ。黒いのは塗装では無く影になっている為ですね。

 F-15戦闘機とF-2戦闘機が飛来します。F-15戦闘機とF-2戦闘機にF-4戦闘機、航空自衛隊の戦闘機三機種全てが揃っているのは岐阜基地だけでして、これは岐阜基地に展開する飛行開発実験団が各種装備の開発と評価試験を行うべく全機種をそろえる必要があるため。

 F-4EJ改戦闘機が着陸し滑走路を進みます。飛行開発実験団には原型のF-4EJ戦闘機も永らく併用装備されていまして、胴体上部のアンテナ部分と垂直部分上端のセンサー有無がF-4EJ改戦闘機と原型のF-4EJ戦闘機の識別方法、これに気付くまで識別が大変でした。

 F-15戦闘機の着陸、管制塔と並ぶシャトルバスと共に構図を収めてみました。自衛隊基地にやってきたのだ、という構図です。そして岐阜基地は南側の敷地に丘陵地があり滑走路が見えない為、滑走路と航空機の構図は航空祭のみ自由に撮影できる貴重な機会なのです。

 F-2戦闘機の着陸、管制塔を背景に。この撮影位置ですが、見ての通り先ず北側会場にて地上展示航空機を撮影しての南側会場へ撮影位置を移動しました。そうした状況で最前列を確保できるのか、と思われるかもしれませんが、其処は望遠ズーム、前の人垣の隙間から。

 F-2B戦闘機とマンションの情景を。ここ、誤解される方も多いのですが自衛隊官舎ではなく民間マンションです。実はその昔、沖縄の基地問題について聞いていた時代で、普天間基地へ行ったことが無かった頃は、普天間はもっと近くに民家が並んでいると思っていました。

 エクストラ300L曲技飛行、エアレースの室屋義秀が航空祭に飛行展示として参加しました。現在エクストラ300Lのスポンサーはレクサス、機体にはレクサスカラーの塗装となっています。レッドブルエアレースは採算の関係から本年を以て終了となり、一寸残念でしたね。

 エクストラ300Lはドイツのエクストラ社製航空機、軍用では初等練習機の採用事例はありませんがマレーシアやチリ等で空軍が曲技飛行用に運用する事例はあるようです。確かにジェット練習機よりは安価にアクロバット飛行を実施できる器材といえるやもしれません。

 C-1輸送機の離陸、いよいよ岐阜基地航空祭最大の見どころである異機種大編隊へ航空機が続々と離陸を開始しました。今回はC-1FTBではなく一時的に管理替えとなっているC-1輸送機が異機種大編隊に参加します。ここまで雲一つない快晴、これを撮る為に南に来た。

 C-1輸送機、我が国独自の運用要求に基づき国産開発されました。それは有事の際に短距離離着陸能力により第一線の滑走路一部でも維持されていれば輸送を継続し、新幹線の様に搭載量よりも速度を高めて時間当たりの輸送力を高く維持する、という要求にもとづく。

 F-15戦闘機の編隊離陸、EOS-7Dmark2にPowershotG3Xを連結して撮影しているのですが、しっかりと固定していましても共に重量が大きい為に操作し続けていますと僅かに偏差が生じるのですね、これをゼロ点規正せねばなりません。調整しつつの、撮影継続だ。

 F-2戦闘機の編隊離陸、ゼロ点規正と少し広角に再設定して撮影です。ゼロ点規正の方法はEOS-7Dmark2のライブビューア撮影モードとして液晶に一点を映しPowershotG3Xの画像と重ねる様に調整します。EOS-7Dmark2は300mmF2.8ISを装着、要するに凄く重い。

 F-2戦闘機の編隊、EOS-7Dmark2のシャッターを圧す手は右手の人差し指ですが、PowershotG3Xにはレリーズが取り付けており、300mmF2.8ISを支える左手の小指と薬指で操作します、複雑ですが慣れると早い。そうして機影を追いつつ。ああ、これは来るな。

 F-2戦闘機、PowershotG3Xを片手間で動かしている最中にこれだけ撮影出来れば満点でしょう、単純に望遠ズームが凄いだけのカメラではないのですよ、という印象だ。EOS-7Dmark2とPowershotG3Xの連結は見た目で迫力があり、実際中学生に大人気だ。

 異機種大編隊飛来、岐阜基地上空に飛来。これが新時代、令和元年岐阜基地航空祭の異機種大編隊だ。令和元年岐阜基地航空祭の異機種大編隊、その編隊を構成する多機種の陣容は見ての通り、C-1輸送機にF-2戦闘機とF-15戦闘機とF-4戦闘機とが大編隊を組む。

 C-1輸送機にF-2戦闘機とF-15戦闘機とF-4戦闘機とが大編隊を組む。見ての通り、T-4練習機が大編隊に加わっていません。これはT-4練習機エンジン欠陥問題により航空教育集団のT-4を優先して改修している為で、飛行開発実験団のT-4は未だ完了していないため。

 EOS-7Dmark2とPowershotG3Xの撮影にも力がこもる。C-1輸送機にF-2戦闘機とF-15戦闘機とF-4戦闘機と青空に映える、岐阜基地航空祭の最大の見せ場が、こうして文字通り雲一つない快晴と共に展開され、幸先良いとはこの事、令和時代は良い時代になりそう。

 異機種大編隊は編隊を組みなおして再度飛来しました、C-1輸送機にF-2戦闘機とF-15戦闘機とF-4戦闘機とがT字で、これは航空自衛隊テストパイロット養成課程が岐阜基地にて開始されてより、今年が丁度50年を迎える為の記念編隊飛行です。今年だけの大編隊だ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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