■日本の反撃能力を考える
敵基地に攻撃を限定するといってもロシアの様な無差別攻撃を行い目標を正確に攻撃したと大本営発表を行うようでは駄目です、敵情を正確に把握しなければ。
日本を攻撃するミサイル部隊への反撃能力、昔は策源地攻撃といわれた防衛力の構築ですが、潜水艦を支援に用いることはできないでしょうか。いや、潜水艦からトマホークを射撃するというようなありきたりの方法を示しているのではなく、潜水艦は気づかれることなく沿岸部まで接近する能力があるのです、機雷原にさえ注意すれば公海上境界目一杯に接近できる。
トマホークミサイル500発導入、威勢の良い政府の反撃能力整備ですが、問題は北朝鮮のミサイルを破壊する難しさです、固定式の発射装置ではなく移動式発射装置により発射位置を、なにしろ北朝鮮からすると自衛隊のミサイルよりもアメリカ軍のミサイルや戦闘攻撃機の津波のような破壊力を警戒しているのだから、頻繁に移動します。捕捉は難しい。
政府は軍事目標だけをねらうという。しかし移動式発射装置が基地を出発した後で倉庫を破壊しても意味はありません、すると情報収集が必要となる。そこで、潜水艦の活用を考えるべきではないか、と。潜水艦から無人機、それも攻撃能力のない小型の無人機を発進させ情報収集に充てるのです。沿岸から発進するならばある程度は近距離用無人機で良い。
クワッドドローン、市販の機種でも良いのですが、スキャンイーグルほど大きなものでなく、無害なものでよい、必要なのは情報なのですから加害能力のないもののほうが重要です、空振りに終わった場合にも、北朝鮮が時々日本に漂着させた観測用気球のような言い訳、気象観測用のものが南風にあおられ流れたというような言い分は成り立つのですから。
特殊部隊を上陸させて直接偵察するという、北朝鮮が時折1990年代に韓国へ浸透させた方式でもよいのです、湾岸戦争では特殊部隊がイラク軍のスカッドミサイル制圧に威力を発揮していました。しかし、人員を派遣することにはリスクがあります。潜水艦から使い捨ての無人機ならばリスクは薄い、現地でなく回収できなければ使用後海上投棄すればよい。
潜水艦はあるのです、そしてこうした能力を構築しますと、相手に対潜能力を構築させ、国防リソースを日本など周辺国の攻撃用の装備ではなく、自国の防衛、無害ではある無人機も害意の暴露に用いられるならば、暴露される側としては懸念事項となる、認識で受け止めるでしょう。実際に侵犯飛行は有事まで行わずとも良い、しかし能力は必要なのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
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日本を攻撃するミサイル部隊への反撃能力、昔は策源地攻撃といわれた防衛力の構築ですが、潜水艦を支援に用いることはできないでしょうか。いや、潜水艦からトマホークを射撃するというようなありきたりの方法を示しているのではなく、潜水艦は気づかれることなく沿岸部まで接近する能力があるのです、機雷原にさえ注意すれば公海上境界目一杯に接近できる。
トマホークミサイル500発導入、威勢の良い政府の反撃能力整備ですが、問題は北朝鮮のミサイルを破壊する難しさです、固定式の発射装置ではなく移動式発射装置により発射位置を、なにしろ北朝鮮からすると自衛隊のミサイルよりもアメリカ軍のミサイルや戦闘攻撃機の津波のような破壊力を警戒しているのだから、頻繁に移動します。捕捉は難しい。
政府は軍事目標だけをねらうという。しかし移動式発射装置が基地を出発した後で倉庫を破壊しても意味はありません、すると情報収集が必要となる。そこで、潜水艦の活用を考えるべきではないか、と。潜水艦から無人機、それも攻撃能力のない小型の無人機を発進させ情報収集に充てるのです。沿岸から発進するならばある程度は近距離用無人機で良い。
クワッドドローン、市販の機種でも良いのですが、スキャンイーグルほど大きなものでなく、無害なものでよい、必要なのは情報なのですから加害能力のないもののほうが重要です、空振りに終わった場合にも、北朝鮮が時々日本に漂着させた観測用気球のような言い訳、気象観測用のものが南風にあおられ流れたというような言い分は成り立つのですから。
特殊部隊を上陸させて直接偵察するという、北朝鮮が時折1990年代に韓国へ浸透させた方式でもよいのです、湾岸戦争では特殊部隊がイラク軍のスカッドミサイル制圧に威力を発揮していました。しかし、人員を派遣することにはリスクがあります。潜水艦から使い捨ての無人機ならばリスクは薄い、現地でなく回収できなければ使用後海上投棄すればよい。
潜水艦はあるのです、そしてこうした能力を構築しますと、相手に対潜能力を構築させ、国防リソースを日本など周辺国の攻撃用の装備ではなく、自国の防衛、無害ではある無人機も害意の暴露に用いられるならば、暴露される側としては懸念事項となる、認識で受け止めるでしょう。実際に侵犯飛行は有事まで行わずとも良い、しかし能力は必要なのです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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