イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

淡い初恋も良いけれど・・・

2008-07-28 | 第八章「魂と聖霊」

 今や57歳の私であるが、少年期、青年期には淡い初恋の情に駆られたり、親密さに憧れたりした。

 今思えば成熟していく、一つの過程のような気がするが、ひとつの価値観や夢に囚われていた時期のようでもある。

 社会人になり、いろいろな人と社会的なお付き合いをしたり、生き甲斐の心理学の学びを通して考察を深めていくと、親密さに関しても違った風景が観えてくる。人の個性の美や、多様性の神秘である。

 自分を取り巻く様々な関係。同志、師弟、夫婦、親子、兄弟、従兄、勉強仲間、仕事での様々な関係、同級生・・・各々の関係は、時間と共に様々に変わる。親密さが増したり、やや疎遠になったり、びっくりしたり、納得したり・・・

 淡い初恋のような関係は残念ながら今は無いが、それ以上に多様性の神秘を体感できているように想う。楽しいこともあるが苦しいこともあり、きつい登り道もあれば、素晴らしい景色が見張らせるところもある。

 最近の有力な説によれば、5万年前生き抜くためにアフリカを出発した、現世人類の集団は150人だったそうだ。それが、現在地球には、様々な人が66億人いる。4400万倍になった勘定である。66億人が様々な地域、文化、身体やこころの状態で、このひとつの地球に住んでいる。

 親密さという、1対1の関係を深めることは、何処かで、もの凄い多様性の世界に接するようである。

<親密さ4/4>

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