田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

涼しさに 草も虫たちも一休みというところ

2011年09月19日 | 日記

9月19日(月) 晴れ  午後からは曇が張り出し 涼しさが戻った一日

午前中の電話で待ち合わせをして、昨日のBBQ 竈を片付けに出かけた。既にM氏が炭などはまとめて軽トラに乗せてあったので、運び込むだけ済んだ。

昼前に戻り、庭を一廻りすると今の夏にはほとんど出番がなかったミントは花を開き始め自己主張をしているようにみえる。秋から冬にかけてはソーラークッカーで沸かした湯でハーブティーを身体が欲する季節だがその頃には生葉は姿を消している。

辺りはまだ緑が多いなかで、ハタザオキキョウの花柄に止まるトンボ、なぜか色を濃くして秋色を独り占めしているように見える。固有の名は判らないが秋蜻蛉とでもしておこう。 

季節とともに花も入れ代わるが、これから10月の半ばまで姿を見せて暮れるシオガマが盛りになっている。この花は縦に下からツボミを開くわけでも無く、その順番に決まりはないようだ。花の軸を障るとベタベタ粘着性の液をだしてるが、そこに虫が捉まっているようなことはない。 

畑ではアスパラのツボミが沢山あり、もうすぐ花を開くようだ。それを察してか、花に集まる虫を一網打尽にしようと蜘蛛が待ち構えている。彼らも秋風を感じれば明日の命を考えるのだろうか? 

アスパラガスの向かいの畝では、辛さが足りないとホッタラシにされた激辛ナンバンがまだ、これから実を着けようと花を咲かせている。料理人の舌の加減で要無しと酷評されているが、囓ってみると充分に辛さはある。緑の中でしっかりと存在感を表す赤色、舌先で仕切られる侘びしさが頬をなでた。 

園芸種のホトトギスは花を開き実を落としても、更に枝を伸ばし蕾をつける。花期が長く秋を迎えるような姿がうれしい。 

久しぶりに白樺レストランへ出向くと蝶の姿は全くなく、一人黙々と幹を昇っているのがいた。前足を剥けかけた樹皮に足を取られながらも上をめざす ・ ・ ・  

ここに移り住んだときに苗を植えたので10年を過ぎたことになるが、毎年虫たちに樹液を提供し、幹は穴だらけになっている。ここ数年はキツツキの仲間コゲラやアオゲラが虫たちが開けた穴を更に広げた。この木は最後の栄養分を猿の腰掛けと同じようなキノコに提供しだした。このような幹の途中に張り出していると、ゴマフカミキリにとっても登る途中で一休みに格好の場所のようだ。 

昼間は開けておいた窓 寒さを感じるので閉める 

コメント
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