2月14日(火) 夜半の雪は止む 昼前から 再び雪 夕方には裏山も雪景色と化した
風邪気味で重たかった頭もスッキリとまではいかないが、サッパリとしようとY床屋や電話をした。鬱陶しい髪型と云うか短めに刈るのだが、正月明けにはと思っていたが今日に到ってしまった。店主Yさんは写真を通じて自然の草や風景、人情をカメラに収めていて、町の写真クラブの会長でもある。いつもより時間をかけて髪を刈ってもらい、話しもいろいろ撮影の奥義まで伝授された。帰りに社協へ寄ろうと思ったが、昼休みの時間に掛かるので今日は止めにした。
帰り道山裾の集落に近づくと雪がまっている。この二三日の晴天で道路の雪は溶け、山の木々に張り付いていた雪も落ちている。折角雪が溶けたのにまた、雪になると予定が狂うことになる。
落葉した木に春の雪が着くと花が咲いたように見えるのがよいが、これも度が過ぎると枝が雪の重みで折れることになる。降り続いている雪もしっかりと辺りを雪景色に替えた。重たい曇からの明るさはなく景色はモノクローム一色になっている。
こう言う景色を見ていると、その昔、カメラを手にしていたころ使ったKodakのTryXが懐かしい。当時は金が無く(今はモットナイからデジカメ)感度のよいフィルムを買うのも仲間と長尺のTryXを買い暗室で巻き直して分けた。今はフィルムを使わないデジカメなので、フィルムメーカも大変だろう。米国Kodak社は時代に乗り遅れ会社更生法を申請していると云うニュースが流れた日本法人は大丈夫のようだ。http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/index.shtml
夕方には雪もやみ、田圃越しの隣の集落には灯りが点りだした。山の向こうにはほんのりと赤く空に映しているのは佐久の街灯りだろうか。この時間帯は窓を開け放ちジッと景色を見るのが好きだが、家人やSalaには不評のようだ。俺は気温が低くても外の灯りの暖かさを感じるし、足下に纏わり付くAlgoは厚手の外套を着込んでいる。
雪面に 十字を映す 常夜灯 (哉)