クリスマスも過ぎてほっとするところだが、そうもいかない。
ゴールドスタインの再校を終えて24日に送ったところだが、ところがどうしたものか索引のありかが行方不明になってしまった。
それで出版社に索引を再度送ってもらって、昨日1回目の校正をしてEさんに回した。もしEさんからそれが返ってきたら、もう一度見直してそれがすんだら、出版社に送らなくてはならない。
それに今年はまだ年賀状の宛名書きをしていない。昨日妻が年賀状は印刷してくれたので、宛名書きとちょっとした挨拶を書けばいいのだが。ここまで書いたらEさんが来られた。ゴールドスタインの「古典力学」の校正をもって来られたのだ。
さらに前にメールで伝えられていたが、Eさんは木村利栄先生の論文選集をもってきてくれた。木村さんは数年前にベトナム旅行からの帰途の途中の飛行機の中で食べ物を喉につめて亡くなった方であるが、優秀な研究者であった。木村先生はEさんの先生になる。
その後、この木村利栄先生を記念して、湯川記念財団から木村利栄記念賞が優れた業績を上げられた若い物理学者に贈られるようになった。これは木村夫人が基金を湯川記念財団に寄贈したことによるのだと聞き及んでいる。