今日はクリスマスである。昨日はイブであった。我が家では別にケーキも出ず、昨夜は普通の晩であった。ただ、帰宅途中では道路が車が込んでいたのでどうしてかなと思いながら、車を走らせていたら、途中でケンタッキーフライドチキンのお店の前で待ちの車がたくさんいて、それで交通が渋滞していたということがわかった。
不景気だとかまた派遣社員の首切りとかで暗い世相だが、ちょっとは世間的なお祝いの楽しみもあるのかなと思った。これは子どもをもっている親なら、少しは子どもを喜ばせてやりたいと思うのは無理からぬところではある。
300万人の派遣社員が全員ではないとしても、その多くが首を切られるという状況である。そういうときに政治はどうsafty netを構築するかを考えないで、規制緩和による改革をしてきたとするならば、それは改革ではなく、改悪であり、これは政治が間違っている。すくなくとも失業保険のような安全策がなくてはならないが、一年未満の雇用だと失業保険の手当も手に入らないのだという。それに寮からは追い出されてホームレス増加という始末である。
小泉内閣の頃からの改革とは、実はこんなすごい改悪であったとはじめて知った。そして、当時の政権を支持して小泉に投票したのは圧倒的に若者であった。彼らはwakamonoであってbakamonoではなかったはずだが、実はころりとだまされていたという感じがする(ドイツ語ではwaはヴァと発音する)。郵政改革という錦の御旗の下でなされた改革とはこういうことであったのか。