このごろは体のどこかが痛いと言ってもその箇所が痛さを感じているわけではなく、脳で感じているということが常識となった。痛さで病院にいってもどこも悪くないと言われてしまう。ところが本人には痛くてたまらないということがままある。そういうときは最近ところどころで開業しているペイン・クリニックで診療してもらうといいという。
これはいままでの通念を破ることだが、やはり医学の進歩であろう。ガンの終末治療等もガンの痛みをどうとるかが問題である。もちろんガンも人によってはまったく痛くない人もあるようだが、やはり一般的にいって痛いものであろう。それをどう緩和するか。死への心の準備と共に痛みの緩和は欠かせない。