物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ラジオ体操と体の柔軟性

2010-05-19 13:36:09 | 健康・病気

中学生のころ、体操で手のひらが地面にぴったりとくっつくくらいに前屈することができた。

ところが体を動かすことがなくなり、何十年も体の前屈などまったくできなくなっていた。腰が曲がらないだけではなく体が前に曲がらない。だから、地面に手のひらがつくどころか手の先が地面に接することもできない。

体が硬いのだ。まだ働いていたころ、同僚のNさんが私に向ってお前は体が硬いだろうという。確かにその頃は体がもう曲がらなくなっていたから、それに反論することもできなかった。

ところが、12時のラジオ体操を毎日するようになって1年半ほど経ったが、前へはかなり曲がるようになった。手のひらが中学生のころのように地面にぴったりとくっつくまでとはいかないが、それでもそれに近くなってきた。もっとも老化が進んでいるのは後ろに反り返るときで、こちらはほとんど反り返ることができない。

プロ野球のいまの横浜ベイスターズの前身の大洋ホエールズの選手として数年活躍した、S君などは中学生のころに体が柔軟で体育の時間にはくるくると後方反転を何の苦もなく繰り返していた。彼は運動能力が小さい頃から抜群だった。

ところが私ときたら、反り返って手を突こうとしたら、途中で崩れて倒れてしまうのが常だった。それでも中学生の頃はまだ体が固まってはいないから、少しは柔軟性があったが、いまはなかなか体の柔軟性は帰ってこない。

腰で思い出したが、N大学名誉教授のOさんは腰を悪くされていて、ちょっとした距離を歩くと腰が痛くなるらしかった。松山で物理学会があったときに彼は素粒子賞をもらったので、そのために松山に来られたが、帰りに大学の受賞会場から学内の駐車場まで歩き通すことが難しかった。それで私が車を出してくるまで、途中で待ってもらったことを思い出した。

もっともOさんは腰が悪いだけでその当時、他のところは特に悪くはないとのことだったが、あれからどうされただろうか。