物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

誕生日

2010-05-28 13:19:58 | 日記・エッセイ・コラム
私事であるが、昨日5月27日に誕生日を迎えた。どうも歳をとってくると誕生日もそれほどうれしくはない。来年は72回目の誕生日となるので、十干十二支の十二支の6回目の原点に返ることになる。

昔、高校時代に友人のS君の父親が私たちの高校へ講演に来られたことがあった。この講演で古希という語をはじめて聞いた。S君の父親は多分この年に70歳になったのだと思う。彼はI市のある病院の院長であり、私たちの通っていた高校のPTAの会長をされていたと思う。I市では知らない人がないほど有名な方で、外科医であった。

このころS君から「もう父はガンか何かで寿命が長くない」と聞いた覚えがあるが、実際には手術が成功して、彼はかなり長生きをして私が大学院を終えて、E大学に勤務した頃、すなわち高校の頃から数えて10年以後にはまだ生存しておられたと思う。だから、医家の不養生という語はこの方には無縁だったのだと思う。

どうも誕生日から話がはずれてしまったが、私の妻の誕生日も忘れてしまっていた。その前日には覚えていたのだが、当日になったらころっと忘れていた。数日たって忘れていてごめんと謝ったのだが、昨日は妻も前日には誕生日だねとか私に言っていたのに忘れてしまったらしい。

私自身が忘れるくらいだから、妻が忘れても特にどうってことはないだろう。家族の4人の内で3人までが5月に誕生日がかたまっている。下の子はそれも私の亡くなった父と同じ日が誕生日である。別に誕生日が同じだから性質が似ているわけではないのだろうが、風貌も似ている気がする。

今年の正月だかに兄の家に家族や親戚が集まったときに姪が言うには下の子は小さい頃からイケメンだったせいか、みんなが「~ちゃん」「~ちゃん」と言って人気があったとか言っていた。そういうことは親の私たちはまったく気がつかなかったが、そんなことを知ったら、上の子が気を悪くするのではないかとそのときに思った。