物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

豆大福と珈琲3

2014-10-28 15:52:41 | 日記
今日の「豆大福と珈琲3」では主人公の僕は幼馴染みの西川律子(律子の子どもともども)と同居することを提案する。それは結婚の申し込みではなく、単なる同居であり、お互いが個人として独立であるという。

大人の男女であるから、恋愛関係も生じようが、それでもお互いが個人として独立であることを主張する。多分律子にこの提案は受け入れられるであろうか。

なかなか新しい考えでこういう風に話が展開するとは思っていなかった。さてはて、どういう結末を迎えるのであろうか。

和平条約の条件に写本を!

2014-10-28 15:36:23 | 日記
いまカジョリ「初等数学史」(共立出版)を拾い読みしている。

この書の176ページにアラビア人の君主であった、教王アル=マムン(813-833)は東ローマ皇帝との平和条約の条件としてギリシャの写本を多数手に入れたとある。もちろんこれを後でアラビア語に翻訳させたのである。ユークリッドの『原本』やアルキメデスの『球と円柱』が翻訳されたとある。

科学や数学がギリシャで進んでいたという事実を知っていたのであろう。

数学史は普通の私たちの興味を引く分野ではないが、それでも何ほどかの興味ある事柄がある。もっともここで挙げた例は科学の内容とは異なった関心にしかすぎないけれども。

死の恐怖

2014-10-28 10:53:39 | 日記
昨日、昔の教え子である、Sさんのホームページを見た。

彼が今度の11月2日に早朝のNHKのEテレの「こころの時代」に出るという知らせを彼の大学時代の友人から知らせてもらった。

私は朝が弱いので、11月8日(土)の再放送を見ようと思っている。かれは10歳の時に自分がいつかは死んでしまうという感情が湧いてきて、どうしようもなくなったという。

それで彼の人生の主要テーマはその感覚にどのように向き合うかであったようだ。そのこと自体は私にも同じような経験があるからよくわかる。

彼の場合に仏教にその活路を見出したということだが、私はそのような宗教的な追求はなかった。しかし、自然体で死を受け入れるという風に心がなった。

彼の場合には宗教によって心の安寧を得たということらしい。結果はいずれにしてもほぼ同じであるので彼にとってもよかったと思う。

彼は現在小児科医として沖縄で開業して日々子どもを診ている。その日々は充実しているようである。また、私には彼の奥様が彼をこころの状態においてもよく支えてこられたのではないかと感じている。

Sさんの今後の活躍を陰ながら祈りたいと思う。